年上らしく ページ10
Aside
大夢「あーあー、」
何度も咳払いをするひろむん。
喉の調子が悪いのか、ずっと「あー」と声を出して声を確認している。
A「ひろむん大丈夫？」
大夢「なんか声がねーカスカスなんだよね」
確かにもう寒くなってきたしちょうどそんな時期なのかもしれない。
A「今日レコーディングだよね？」
大夢「そうなんだよ……どうしよ、」
朝起きた本人はいけると思ったらしいけど、いざ声を出してみると、高音が全く出なかったらしい。
A「一応喉飴あるから食べてみる？」
大夢「ありがとう…」
レコーディングまであと3時間。
早く来て練習室で調整しようとするの、すごく
ひろむんらしい。
大夢「もとちゃんはどうして来たの？」
A「私もレコーディングあって、まだ時間あるから歌とダンス練習しようと思って。」
大夢「偉いなぁ…」
A「ひろむんこそ偉いじゃんー」
そう言うとふんわりと笑うひろむん。
大夢「声出なかったらどうしよう……もとちゃんはそんなことあったことない？」
私も何回かある気がするなぁ……
A「今食べた喉飴食べて、あったかい飲み物飲んでリラックスして喉開く笑」
大夢「あったかい飲み物買ってこようかなー」
あ、それならちょうど私持ってる！
A「私持ってるからあげる！しかもこれ
喉潤いそうじゃない笑？」
そう言ってひろむんに渡したのははちみつとレモンが入っている飲み物。
大夢「ありがとう確かに潤いそう笑」
ひろむんは何口か飲んで、蓋を閉めた。
大夢「あったかぁ〜、」
寝転んでレコーディングのうたを歌うひろむん。
A「プデュ思い出すね」
大夢「あ、確かに笑」
A「あのパフォの時のひろむんの歌声めっちゃ綺麗だったよ」
大夢「これからもそれを維持できるように頑張る」
A「頑張れ笑 無理して高音出す必要ないからね」
大夢「うん、色々ありがとう」
そうして私はダンスの練習をはじめた。
いつもはひろむんにお世話されてる感じだけど
少しはひろむんに年上っぽいところを見せられたかな？
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作者名：みになMINI | 作成日時：2023年12月2日 19時
