きむとわたし ページ6
Aside
A「きむまさー」
柾哉「Aちゃん、どした？」
そう、きむは私に少しだけ冷たいというか距離を感じる。
同じチームになったことが少ないからかな
A「お菓子いっぱい買ってきたの！一緒に食べない？」
お菓子と聞いた瞬間、きむの目がキラキラし始めた。
柾哉「食べる食べる」
そうして、コンビニで買ってきたお菓子を机の上に広げた。
まぁこれは私ときむがもっと仲良くなるための作戦の1つなんだけどね。
柾哉「甘いのめっちゃあるじゃん！」
ほら、きむはめちゃめちゃ甘党だから絶対
食べたいだろうと思ったんだよねー
柾哉「チョコ食べていい？」
A「うん！」
そう言って板チョコレートを手に取る柾哉。
A「どーしようかなー食べたいけど太っちゃうよねー」
買ってきて今更だけど、不安になってきた笑
柾哉「Aちゃんはもっと太っていいよ
痩せすぎ笑」
A「お世辞〜」
柾哉「お世辞じゃないよー」
そう言いながらぱくぱくとチョコを食べるきむ。
きむがあまりにも幸せそうに食べるからまじで
食べたくなってきた。
A「今日は食べてやる！調整は明日にする！」
柾哉「その調子だ〜食べろ食べろ〜」
そう決心をして、ポテトチップスの袋を開けた。
A「ポテチうま！」
柾哉「俺にもちょーだい」
きむにも3枚ほど口に入れてあげると、美味しそうに食べていた。
柾哉「お菓子とアイスって罪だよねー」
A「なんでこんなに美味しいんだろうね」
柾哉「俺も太っちゃうなぁ」
A「明日一緒に筋トレしよ」
柾哉「しよしよ。今は気にしない。今日はチートの日。」
そう言いながらダラダラと食べていると、いつの間にか机の上が空の袋でいっぱいだった。
柾哉「あ、もうこれで終わりかも」
包装に入っているクッキーを見つめたきむが言った。
A「じゃんけんしよ」
2人「最初はグー……」
結果は私がパーできむがチョキ。
A「負けたー……」
わざとらしくしゅんとしていると、きむが私の口の中にクッキーをいれた。
A「いいの！？」
柾哉「うん、可哀想だから笑」
A「ありがたい。」
かなり きむとの距離が縮まった気がする。
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作者名：みになMINI | 作成日時：2023年12月2日 19時
