INIの紅一点は最年長です (ページ42)

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いくらファンでもページ42

Aside

今日はオフの日で、思いっ切り二度寝するぞー！って思った正午。

MJこと迅から電話がかかってきた。

迅『𓏸𓏸駅来れる？』

どこか焦ったような迅の声だったから、その駅と私の家が近かったこともあって、すぐに家を出た。

そこでまた迅に電話をかける。

A「もしもし？ついたよ？」

迅『どっち口？』

A「西口かな？…うん、西口。」

迅『目立つところいて理由は後で話すから！』

A「じゃあ普通に西口改札のど真ん中いるねー」

迅『りょーかい』

やっぱりどこか焦ったような迅。心配だな。

そう思いながら改札前のベンチに座る。

スマホをいじって時間をつぶしていると、迅の声がした。

迅「Aちゃん、！」

はぁはぁと軽く息を切らしている。

A「どうしたの、！？」

迅「人につきまとわれてるかもしれなくて…」

迅がそう言ったあと、私は辺りを見回した。

迅「出先からずっと同じ人が後ろにいるの…」

少しだけ迅の目は潤んでいる気がする。

A「誰？どんな人？」

迅「あの人…」

迅の視線先には1人の女の人がいた。

A「迅MINIかな…？」

迅「わかんない……」

迅「けど、ずっと近くにいてついてくるの…。」

近くのトイレでしばらく待機していたけど、
それでもなお迅の後を追うように着いてきているんだとか。

明らかにそれはおかしいよね、、

迅「どうしよ…俺こういうの初めてなんだけど…」

とりあえず、もう一度移動して公園に行く。

A「公園行って、それでも着いてきてたらマネージャーさん呼ぼう？」

それに迅は頷いて、2人で公園に移動した。