落ちこぼれ令嬢とアイドル御曹司【朱桜司】

13.お誘い ページ13

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昨夜あったパーティーのことを一からななさんに説明しました。


「ふむふむ、なるほど〜
胸の高鳴った理由を考えていたら夜が明けた、と…」


私の下手な説明を一度聞いただけで、全てを理解するななさん。流石です。



『そうなんです。ななさんは何故か分かりますか？』



んー、と私の机に頬杖をつき、考えるななさん。
眼にかかっている長い前髪がさらっと揺れ、とても知的に見えます。


ななさんは、長い前髪で眼を隠していますが、とても綺麗な眼をしていて、顔も整っています。

隠すなんて勿体無いです…！





「確か朱桜様って、夢ノ咲学院アイドル科だったよね？」


あら、質問を質問で返されました。


『えぇ、そうです。』


「どのユニットに入ってるか知ってる？」


『Knightsです。』



調べたことがあるので知ってます。

Knightsのメンバーは5人。夢ノ咲学院アイドル科の中でも強豪ユニットで、朱桜様はその中の唯一の1年生らしいのです…！


なるほどね〜、と言いながら自分の鞄を探るななさん。


「おっ、みっけた」

そう言ったななさんの手に握られていたのは2枚の紙。


ん、よし、と一度紙を確認し、一枚を私に差し出します。




『何ですか？これは…』


とりあえず受け取ります。









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「夢ノ咲学院アイドル科のライブのチケット。


今週末なんだけど、一緒に行かない？」



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