乙骨憂太の師はアレの弟子【呪術廻戦】 7 (ページ8)

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？「どうだいお姉さん、これで通れるだろう？」

「ありがとうございます・・・ええっと」

？「あっしは無窓だ。」

私と無窓さんは結界の中に入り、歩く。

今のところ、問題はなさそうだ。

森の中、村の集落へ目指す。

無「そういえばお姉さんずいぶん若いが・・・高校生か？」

「はい、そうです」

無「ほぉ、学校はいいのかい」

「あぁ〜、はい。大丈夫ですよ。」

やばい、めんどくさいな。

学生だからって変に言ってくる人たち多いんだよね。

どうしようか

無「そうかい、無理はしなさんな。命は大事にな」

「・・・帰れとか言わないんです？」

無「言って欲しいので？」

「いや、学生がこんなところに遊びにくるなとか言われるものかと」

そういうとあっはっはと笑い出す無窓さん

無「我々大人より力のある子どもなんざいっくらでもいる。もちろん子どもを守るのがあっしらの義務だが・・・子どものやる気を削ぐのは間違ってるでしょう」

もちろん帰りてぇって気持ちがあんならすぐに帰ることをお勧めするが、と続けた。

「・・・・ありがとうございます」

無「なんのぉ、何もお礼を言われるようなことはしてねぇですわ」

「いえ、嬉しいですよ」

ざくざくと歩いていると

「っ・・・」

恐ろしいほど濃い、呪いの気配

集落が近いのか

「無窓さん、危ないので＿＿＿＿＿＿＿＿無窓、さん？」

気配がしない

振り返ってみても誰もいない

「な」

前へ向き直ると

「なんだ・・・これ」

そこには大きな鳥居と、お社が建っていた。

「(さっきまでなかったよね・・・・と、いうことは)」

土地神の生得領域に入ったか

今現在、いつどこで襲われてもおかしくない

「(警戒だけは緩めるな。いつでも刀を抜けるように)」

フゥー・・・と息を整える。

どくん

どくん

自分の心臓が嫌に響く

自分の体全体が汗ばんでいくのがわかる。

「(何このプレッシャー・・・)」

かちゃん

その音が聞こえた瞬間

右頬に、違和感

ジャキンっ

「っ！！(なんだ！？)」

即座に避けたからよかったものの、あのままあそこにいれば

「(私は、この世にいなかった)」

攻撃が飛んで来た方向を見る。

そこには

ｵﾆｲﾁｬｱｱﾝ

ｶｴｶｴｴﾘﾀｲｲｲ

そう叫ぶ呪霊。この生得領域の主、すなわち悪神化した土地神の可能性が高い。

「早く祓って、無窓さんを探さないと」

刀を抜いて、私は敵に向かって走り出した。