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五条side
バタン
家「・・・終わったか」
五「ん。待たせたね」
ドアから少し離れたところに硝子はいた。
家「で？治すのか？」
五「うん、よろしく」
家「了解、それにしても良く了承したなAのやつも。そもそも私はあいつが望むなら治す予定だったけど」
五「だけど、それをしたらまたAは無理をしかねない。それに今回Aの力を利用しようとしている奴らがいた。もし何かの拍子に悪用でもされちゃったら・・・なんて、考えたくもないけど。だから保険として僕が生きている間は縛りが解けないようにする。もし僕がいなくなっちゃったらAが自分でどうにかしなきゃいけないから縛りを解けるようにするけど。」
家「・・・・お前がいなくなるとか想像できないな。」
五「まぁ最強だし。絶対ないと思うけど、まぁその時には3分の1の中でも十分使えるようになってるでしょ。」
家「どこに根拠があるんだ」
五「なんてったって僕の弟子だからね！今の時点でも相当強いと思うよ。だからこそ1級になれてるワケで。でも、呪力効率がそもそも苦手な子だ。だからもし、3分の1の呪力でまともに戦えるようになったら」
家「大概の敵にAは負けないってことか」
五「そーゆーこと。さて、Aが待ってるから行こっか」
家「・・・ああ」
そう言って僕らはまたAの部屋に入る。
五「待たせたね、じゃ、治してもらおっか」
「はい、お願いします。硝子さん」
家「おう」
そう言って硝子はAの頭に手をやる
五「・・・あぁ、ちょっと待って」
そういえば言い忘れていたことがあった。
五「・・・この縛りは、僕が死んだらか、何かしらで身動きが出来なくなったら解けるようにする。さっきも言ったけど、本当にいいんだね？縛り、成立しちゃうけど」
「・・・・色々ツッコミたいですけど、それで大丈夫です。お願いします」
Aの意思を確認した上で、僕は硝子に目線をやる
家「＿＿＿＿やるぞ」
そう言ってAの脳の治療が始まった。
脳はまだまだ未知な部分が多い。だからこそ焼き切れる、というのは呪術師として死を表す。
まぁ単純に命も危ない。
五「(・・・僕の監督責任でもある)」
30分くらい経過しただろうか
家「・・・・終わったぞ」
五「ありがとう、硝子」
家「・・・次は、もうないと思っときな」
そう言って硝子は出て行った。
僕は、寝ているAを一目見てから病室を去った。
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作者名：あや | 作成日時：2023年10月15日 14時
