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ピンポーン
津「はーい・・・Aさん！」
「やっほー、津美紀、元気？これ買ってきた」
津「わ、プリンですか？ありがとうございます！どうぞ上がってください！」
「お邪魔しまーす」
部屋の中には津美紀しかいないのか、静かだった。
「恵は？」
津「あー、さっき五条さんとでかけてましたよ？」
「・・・なるほどねぇ」
修行かな。恵は最近玉犬とガマが使えるようになったらしい、というのは聞いていたけど・・・
「最近会えてないから寂しいな」
津「ふふ、恵もそう言ってましたよ！伝えておきますね！」
「いいよ〜恥ずかしい」
津「いいじゃないですか！今日は夕飯どうしますか？」
「一緒に食べてもいいかな？」
津「もちろんです！やった〜！！」
まだ津美紀は小学校5年生。
それなのにこんなにしっかりしている。
とはいえまだ幼い。
「(師匠が恵につきっきりな代わりに・・・私が津美紀のこと、見てあげないとな)」
津「あ、そういえばAさん！私今日こんなの学校で作ったんですよ！」
「へぇ〜・・・懐かしい、私も作ったな〜手提げバック」
津「私が1番上手って先生が褒めてくれて・・・！」
「だろうなぁ、手先が器用だねぇ」
津「えへへ」
可愛い
恵も可愛いが津美紀も年相応で可愛らしい。
「(・・・この子達を守るためにも)」
早く、強くならないと
そう思っていると
伏「ただいま」
津「おかえりなさい！今日はお客さんきてるよ！」
伏「あ、Aさん。こんにちは」
「こんにちは恵、修行お疲れ」
伏「あ、ありがとうございます。」
「師匠は任務？」
伏「はい、俺送った後すぐに行っちゃいました。」
「そっか、お疲れ様」
しばらく師匠には会えていない。
あの人も忙しいのだろう。
伏「・・・久々に、きてくれましたね、Aさん」
「え、あーごめんね。なかなか来れなくて」
伏「いや、忙しいのは知ってるから・・・別に」
「とか言って寂しかったんでしょ〜聞いたよ津美紀から」
伏「え、津美紀・・・？何言ってんだよ」
津「本当のことでしょ〜？来てくれて嬉しいよね〜！恵！」
伏「それは・・・そうだけど」
「くっ・・・・可愛い」
笑いそうになるのを堪えながら必死に噛み締める。
「・・・2人は私が守るからね」
伏「え、いきなり何言ってるんですか。引きます」
「ひど、心やられる」
津「あっはは」
みんなで笑いながら夜ご飯を食べる。
小さな幸せを感じていた。
・・・・この日、までは
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作者名：あや | 作成日時：2023年10月15日 14時
