205 ページ23
男2「がはっ」
男3「ぐはっ」
「はぁっはぁっ・・・」
1人1人が強いわけじゃない
「(だけど人数が多すぎる!!)」
死にはしない程度、でも立ち上がれないように倒すのも中々難しい
「(くっそ、領域展開してからまだそこまで時間経ってないから呪力がそこまでない上に消費が激しい・・・)」
きっつい
しんどい
でも
「(私が捕まれば・・・日本が終わる)『幻出 百剣』!」
百剣で隙を作ってその隙に剣で切っていく。
男3「ぎっ」
男4「がはっ」
あぁ
しんどい
しんどいはずなのに
どんどん視界がクリアになっていく
「(アドレナリンかな・・・・めちゃくちゃ見える)」
呪詛師たちの攻撃してくる動き、あいつらの目線
「・・・・あははっ!!」
面白い
自分が無敵になった気分
このまま
このまま行ければ・・・
無「あらら・・・・みーんなやられちまったなぁ」
「はっ・・・・はっ・・・・あとは、あなただけ、ですね・・・」
見渡す限り、立っているのは無窓さんだけ
ずっと見ていただけの無窓さんはこちらを一瞥してからこちらを見た。
無「やっぱりお姉さん強いなぁ・・・・ボロボロでも下手に攻撃できねぇな」
「あはは・・・でも殺せないですよね?私が死んじゃったら計画は頓挫。だから生け捕りにするしかない」
無「うーむ・・・そうだなぁ、お姉さんをひっとらえるのが1番最短なんだよなぁ・・・・だがまぁ、お姉さんはその気はないんだろ?」
「当たり前ですね」
無「なら、あっしが」
「遅い」
バシュ
「終わった」
ふぅ・・・・と息吐こうとした瞬間
無「だなぁ」
ザシュ
「はっ・・!?」
避けきれなくて脇腹に刃が刺さる
その衝撃で長船兼光が消えてしまった
おかしい
「(完全に入っていたはず!)」
しかも
「なんで・・・傷が・・・」
反転術式?
でもそれだったら服が切れたあとが残っているはず
目の前にいる無窓さんは、何もなかったかのように綺麗なままだ
「うっ・・・」
そういやアバラもやられてたんだっけ
アドレナリンが切れたな
無「お姉さん油断はいけませんなぁ」
「(なんだこの術式は・・・)」
無窓さんを倒すにはこの術式をなんとか看破しなくちゃいけない
なら
「(この距離なら、範囲内)『幻夢』!」
無「ぐおっ!」
決まった!!これなら・・
私はもう一度長船兼光を出して無窓さんの元へ走る
これで_______
無「なんてな」
「はっ」
気が緩んだ瞬間、私は吹っ飛ばされていた。
489人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:あや | 作成日時:2023年10月15日 14時