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夜蛾先生と教室に行き、椅子に座ったのを確認してから先生は話し始める。
夜「お前は悟の弟子だからな、特別担任などもつけなくていいのでは・・・という話もあったんだが、学業だけは身につけてもらわなきゃいけない。」
「つまり、座学の時だけどなたか補助監督とか窓の人が来るって感じですか?」
夜「そういうことだ。だから今まで通り実戦などは悟に、座学はここで、と言った感じだな」
「なるほど〜・・・」
まぁ、その方がありがたい。
準1級となると任務量が少しずつ増えるし、多分不定期に学校に行くことになる。
その方法が1番先生方も手っ取り早いだろう
夜「話はこれで以上だが・・・何かあれば相談しに来い」
「ありがとうございます」
夜「これから任務か?」
「あ、はい」
夜蛾「お前のことだから心配いらんとは思うが・・・無理はするなよ」
「・・はい」
夜「気をつけてな」
そう言って先生は教室から出て行った。
「・・・すみません、先生」
無理は、しないとダメです
じゃないと、傑さんを救える力なんて、つけられない。
私は刀を持って任務へと向かった。
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「先生も・・・想像しなかったんだろうなぁ」
そんなこんなで始まった私の学校生活は、早くも1年が経ってしまった。
1年の時に1級査定任務も終了し、晴れて1級術師になった私は今
バシュ
バシュ
ジュシャァ
「ふぅ・・・」
1級呪霊を祓い終えた。
体に一瞬だけ染み付く、呪霊の血
「(あー、今日は恵のところに顔を出す日なのに・・・服着替えていこ)」
帳の外に出て、ケータイを開く。
「・・・やっば」
夥しいほどのメールと不在着信
内容は「どこにいるか」「授業にでろ」
大体こんなもん。ちなみに大体が夜蛾先生
「あはは・・ごめんなさい。また、授業は出るから」
今日は出られないけど
そう思いながら私は術式を使って刀を見えなくし、公共交通機関を使って帰る。
ガタン
ゴトン
現在時刻は昼の13時。
補助監督や窓の人からどこで呪霊を見たかを聞きつけたり、任務としていったり。
「(学校の授業が無駄とは言わないけど・・・)」
呪術師にそんな知識いるのか?と思ってしまう。
1年生の時は、授業を休んでまで任務とかは行ってなかった。
でも
『早く傑さんを助けられるだけの力を』
それをまず叶えるには早く、強くならなくちゃ
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作者名:あや | 作成日時:2023年10月15日 14時