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「それ・・・は・・・」
たしか・・・師匠が・・・
五『A、誰に何を言われてもこの術だけは使うなよ』
『どうしてですか？』
五『死ぬから』
『え"っ』
五『ま、でも相当術式使いこなせるようになるまでは使えねぇから。ってことで続きやるぞ〜』
『え、いやちょっとまって』
使うと、死ぬ術・・・でも
「(どんな術かまでは・・・聞けてないな・・・)」
無「それでなぁ、幻術の内容は『日本全土の、あっしら以外の人間の呪力抹消』をお願いしたいんだ」
「！！」
な・・・・
「ふざけないでください！！そんなことできるわけないでしょ！！」
幻夢の効果が解けているからか、ずきりとアバラに衝撃が走るが、そんなこと言ってられない。
日本全土に命令型の幻術展開なんてどれだけの呪力があっても足りない
それに、そんなことすれば＿＿＿＿＿＿＿
「(みんな・・・死んじゃう)」
無「あれ？お姉さんもしかしてこの術知らんのかい？」
無窓さんは本を取り出した。
「・・・なんですか、その本」
無「これはなぁ、古来の歴史書みたいなもんさ。この中に書かれているんさ。お姉さんの術式の詳細が」
「はっ？」
無「いやぁ、これを手に入れるまでに時間がかかったもんだ。協力してくれたヤツには感謝しないと・・・っとと、そんなのはまぁいいか。それでなお姉さんの術式、『変幻影表術』は命を代償に、広範囲の人間に幻術をかけることができる。まぁ、言えば催眠術さね」
「催眠術・・・」
無「それもお姉さんの呪力だったら日本全土に行き渡らせることができるんさ。」
「それでも、呪力抹消なんて・・・」
無「そう、実際には呪力を抹消はできない。でも、そう思い込ませ、術式の展開や呪力を使うことができなくなるんさ。しかも未来永劫、な。それがお姉さんの術」
「そんなことが・・・できるわけ」
無「できる。ただしお姉さんの命はないがな」
「っ！」
いきなり雰囲気が変わった。
無「あっしらの目的は2つ。1つは日本の裏の支配さ。あっしらは唯一の呪術師として政府と交渉し、あっしらのいいようにさせてもらう。」
「は、子どもみたい」
無「なんとでも。だがね、それだけだと邪魔が入る。それが五条悟、君のお師匠さ」
なんで私が五条悟の弟子だと・・・全て、知られてる・・・！
そして、無窓さんは続けた
無「お姉さんの術は五条悟も例外じゃない。この意味わかるかい？」
まさか
無「目的の2つ目は、五条悟の抹殺さ」
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作者名：あや | 作成日時：2023年10月15日 14時
