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「う、ん・・・」
ここどこ・・・あ、そっか。私任務で・・・
「(疲れて眠ってたのか・・・)」
ぼやけていた頭がはっきりしてくる。
とりあえず悪神化の原因を調査しに・・・
いや待て
「本当に・・・ここどこ」
夜になったのかと思ったけど、あまりに真っ暗だ。
それにおかしな点は他にもある。
まず地面は砂粒などなく綺麗な大理石の床である。
そして周りに何かあるかと見渡してみるが何もない。
「(私はここに移動した覚えなんてない。集落の中の家？にしては高級感あふれるような場所だけど)」
他に考えられる可能性は＿＿＿＿＿＿＿
男1「おや、お目覚めになったようで」
「・・・あなた誰？ここはどこ？」
目の前に現れた男に問う。
男1「そう警戒しないでください。貴方様を傷つけはしないですよ」
「・・・貴方様？」
男1「聞きたいことはたくさんありましょう。ですがまずはこちらに」
そう言われて何もないところからドアが現れた。
男1「どうぞ」
・・・・危ないかもしれないが、どこにも逃げ場がない以上、従うしかないか
そう思い、ついていくと
バチィン
「な」
すぐに私は拘束された。というより動きを止められた。
「(やっぱ罠か・・！)」
だけどこれくらいならすぐに・・・！
そう思ってると
？「さっすがお姉さんだなぁ、気を緩めると法力解けてまうでねぇか」
「・・・・・は」
そこにいたのは
「無窓・・・さん？」
無「やぁお姉さん、いや、1級術師皆見Aさん」
「なん、で・・・」
無「なんでお姉さんを拘束してるかかい？それともあっしがなんで生きてるかってことかい？」
ま、どっちもだろうねぇと動けない私を縄で縛りつける。
無「まずはなんで生きてるか、に答えようか。あっしの仲間にねぇ瞬間移動の術式を持っている奴がいるんでさ。だからあの神さんに攻撃受ける瞬間、あっしを飛ばしてもらったんさぁ」
頭に入ってこない
「(落ち着け)」
無「ま、正直ギリギリだったけどなぁ。んでも、あの神さん倒すなんて思ってなかったからやっぱお姉さんさすがだなぁ」
「(落ち着け)」
無窓さんは話し続ける
無「んで、気になるお姉さんを拘束している理由だが・・・・お姉さんの術式あるだろう？」
冷静になれ。
お願いだから
無「神さん倒す瞬間見てたんだが・・・お姉さん、『領域展開』できるんだろう？なら、あの術できるんじゃないかなぁって」
「あの・・術・・？」
無「『変幻影表術 終ノ術』さぁ」
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作者名：あや | 作成日時：2023年10月15日 14時
