乙骨憂太の師はアレの弟子【呪術廻戦】 7 (ページ13)

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「でも・・・スピードが・・・」

五「はぁ〜・・・なぁ、お前が走る時、どうやってスピード出してんだよ」

「・・・・助走？つけて・・・あ」

五「理解したな？距離がねぇと出来ねぇよなそーゆーの。大概の敵は術式でもない限り助走がいる。それかある程度、かこっちまえばスピードなんざいくらでも対応できるだろ」

「囲むって・・・難しくないですか・・・」

五「お前の術式なら可能だろうが」

「でも、まだそんなに呪力が・・」

五「おら、早くやらねぇと俺任務だぞ。」

「えええええ・・・」

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

「ははっ・・・」

本当に師匠は・・・

「(いつも助けてくれる・・・なぁ)」

意識が戻った。でも

「(体・・・動かん)」

どうしようか

気づいたら先ほどの黒装束の骸骨さんたちが私の周りを囲み出し、何かしら文字を書き始めた。

・・・・何かの儀式かな

「(その前に・・・抜け出さないと・・・)」

ぴくりとも動かない

・・・あ、思いついた

でも多分、かなり危険な方法

とはいえこれをやらないと死ぬ。

「あは、は・・・どうなるんだろ・・やって、みよう」

「『幻夢』」

私は幻夢の印を自分に向けて放った

そして＿＿＿

「ごめんね」

バシュ

バシュ

バシュッ

「ふぅ・・・うまく、いった」

全ての骸骨を祓った。

私は幻夢を自分に放ったことによってケガや痛みを全部消した。

そーゆー幻術をかけた。だが

「(人間の正常な反応を無理やり打ち消してるんだ。ただじゃ済まないだろうな)」

でも、不思議と悪い気がしない。それどころか

「(呪力が・・・呪力の核っていうのかな。わかる。こう使えばいいって呪力が教えてくれる感じ)」

呪力の核心。それをなんとなくだが、掴んだ気がする。

「(＿＿＿＿＿＿＿＿今なら、もしかしたら)」

お姉さんいきてたー

殺そう殺そう

おねーさんばいばーい

そう言いながら近づいてくる神様

私は、以前から知っていたかのように、指と指をクロスさせて、あの言葉を結ぶ

「領域展開『水月鏡花夢現』」

その瞬間

・・・・

神様の動きが止まった

そして

「全て、刃と化せ」

千剣城とは比較にならないほどの無数の剣が、

ギィやぁぁァァァァ

神様を貫いた

「・・・はぁ・・・はぁ・・・」

や・・・・った・・？

生得領域は消えた。

神様だったモノは、跡形もなく消えていた。

「よか・・・った」

初めての領域展開で、疲れたのか

私は、意識を手放した。