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「おぉ〜・・・感動、あんまりないなぁ」
家「ずっとここに住んでるしな。何はともあれ入学おめでとう、A」
「ありがとうございます。硝子さん」
4月、私は中学校を卒業して晴れて高専へと入学。
でも正直新鮮さはないというか・・・
「(ちょっとだけ寂しいな・・)」
家「そういえば五条は？」
「あー・・・多分任務か、恵たちの面倒見てるんじゃないですかね」
家「せっかく弟子の入学だってのにクズだな」
「いや、任務忙しいだろうし、それに私はもう１人でも自分のこととかできますし大丈夫ですよ」
家「Aはもうちょっと人に頼ってもいいと思うけど」
「あはは・・・大丈夫ですよ。硝子さんが現に祝ってくれてるじゃないですか」
それで充分。それに、高専で私がやることは決まってる。
「(強くなって・・・傑さんを絶対に救ってみせる。)」
強さがいる。
それこそ傑さんを負かすには相当力がいるとは思うけど。
「傑さんを救える力をつけれれば・・・必然的に非術師も助けられる」
家「何か言ったか？」
「え、あ、いえ！！そういえば七海さんからもお祝いメール届いたんですよ！」
誤魔化すようにケータイを開いてメール画面を見せる。
七『ご入学おめでとうございます。苦労が多いと思いますが、体調には気をつけて。』
家「七海らしいな」
「ですね！」
七海さんは私が入学と同時に卒業しちゃった。しかも呪術師じゃなくて一般企業に勤めてるだとか
「(七海さんも・・・大変だったしな)」
家「同級生は何人いるんだ？」
「あー・・今年は私だけらしいです」
家「え、呪術師は少数とはいえ、少なすぎないか？」
「少子化とか最近謳われてますしね」
家「だとしてもだろ・・・」
「そういえば硝子さんは今日は忙しくないんですか？」
家「可愛いAの晴れ日だしね、それ以上に大事な用事なんてないよ」
「硝子さん・・・大好きです」
硝子さんは現在、医師免許を取るために勉強してるらしい。
すごいなぁ
夜「おいA、どこに・・・って硝子じゃないか」
家「お久しぶりでーす」
夜「ちょいちょい会ってるからそこまで久しぶりでもないが・・・元気にしてるか」
家「まぁぼちぼちって感じですかね。」
夜「そうか」
「先生どうしましたか？」
夜「どうしましたかじゃない、教室に行くよう言ったのにお前がいないから探したんだろうが！」
「あはは・・・すみませーん・・・」
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作者名：あや | 作成日時：2023年10月15日 14時
