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五条side
Aから傑の話を聞いてた次の日
俺は今、硝子から連絡を受けて新宿にいる。
目的はもちろん_
五「説明しろ_傑」
夏「硝子とAから聞いただろ?それ以上でもそれ以下でもないさ」
五「だから術師以外殺すってか!?親も!?」
傑と、話すために
夏「親だけ特別というわけにはいかないだろ。それにもう私の家族はあの人たちだけじゃない」
五「んなこと聞いてねぇ。意味ない殺しはしねぇんじゃなかったのか??」
夏「意味はある、意義もね。大義ですらある」
五「ねぇよ!!非術師殺して術師だけの世界を作る!?無理に決まってんだろ!!できもしねぇことをせこせこやんのを意味ねぇっつーんだよ!」
夏「・・・傲慢だな」
五「あ゛!?」
夏「君にならできるだろ、悟。自分にできることを他人には「できやしない」と言い聞かせるのか?」
こい、つは・・・
夏「君は五条悟だから最強なのか?最強だから五条悟なのか?」
五「何がいいてぇんだよ」
夏「もし私が君になれるのなら、この馬鹿げた理想も地に足がつくと思わないか?」
俺の、声が・・・届いてない・・・
夏「生き方は決めた。後は自分にできることを精一杯やるさ」
殺すしか・・・ないのか・・・?
夏「ああ、一つだけ言い忘れていた。Aに伝えておいてくれ。いつでも歓迎する、と」
・・・は?
五「Aは、お前のところに行ったんじゃ・・・」
夏「来てないよ。いや、正確には来たけど断られたんだ。・・・随分と、師匠思いな子に育てたね、悟。
じゃあ、そろそろ私は行くよ」
そう言って傑は背を向けた。
俺は虚式『茈』の構えをとった。
夏「殺したければ殺せ。それには意味がある」
だけど、俺は
殺せなかった。殺せる、わけがねぇ・・・
特に傑を追いかけたわけでもなく、俺は高専に戻った。
夜「・・なぜ追わなかった」
五「・・・それ・・・聞きます?」
夜「・・・いや、いい。悪かった。」
五「先生、俺強いよね?」
夜「ああ、生意気にもな」
五「でも、俺だけ強くてもダメらしーよ。俺が救えるのは、他人に救われる準備のあるやつだけだ」
夜「・・・・なら、まずは自分の弟子を救え」
五「・・・どーゆーこと?」
夜「Aが午前中に帰ってきたんだが、そのまま森の中に入って行ってな。追いかけようとも思ったんだが・・なんとなく、お前に行かせたほうがいいと思ってな。」
五「・・・了解です」
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あや(プロフ) - さとさん» ありがとうございます!全力で描かせてもらいますのでぜひ続編の方もお願い致します!! (8月6日 11時) (レス) id: db0fd9ce69 (このIDを非表示/違反報告)
さと - 百鬼夜行編とても楽しみです!いつも面白い話を提供して下さりありがとうございます! (8月6日 7時) (レス) @page27 id: cdb499747b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あや | 作成日時:2023年7月31日 12時