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夏「・・・それで?今日はなんの修行をしたんだい?」

「あ、えーと・・・刀を術式で作ってそれでひたすら師匠と戦うってやつ、です」

本当は手合わせなんだけど本当に一方的だったから手合わせになってないし・・・と考えながら出たのはこれだった。

夏「それでこんなボロボロに・・・ちょっと用事ができた。Aはここで休んでいるといい」

傑さんは立ち上がった、おそらく師匠のところに行くのだろう。

・・・いやいや師匠任務中だし、喧嘩しちゃうからダメだって・・!

「ま、まってください!私は大丈夫ですから・・!」

夏「A、君はまだ11歳だ。普通の小学生ならまだ遊んでばっかりでも許される年齢だ。それに加えて女の子なんだから、もっと自分を大切にしないと」

「だい、じょうぶです。しんどくてつらいのはいつもですし、それに私が、決めたことなので」

夏「・・・・」

傑さんは顔を顰めたが、すぐにわかったと言い、座ってくれた。

夏「Aは本当に頑張り屋さんだね。でも無理しすぎは良くない、それはかえって良くないことなんだ・・・前にも言ったけど、何かあったら私でも硝子でもいい、頼るときは頼ると私と約束してくれるかい?」

「はい・・・!」

夏「うん、良い子だね。・・・そうだ、Aにプレゼントがあるんだ。いつも頑張っているからね。私からのご褒美」

「わ、ありがとう、傑さん・・・!開けていい?」

夏「いいよ」

ガサガサと私はラッピングされた袋を開ける。

「わ、かわいい!ネックレス・・・?」

夏「そうだよ、偶然Aが好きそうなお店を任務先で見つけてね。これならAにも使ってもらえるかなと思って。・・・つけてあげよう」

「うん・・・!」

嬉しい・・・!!誕生日とかにもらうのも嬉しいけどこーゆー何もない時はまた別の嬉しさがある。

決めた、私これ一生つける。

「やった・・!ありがとう!傑さん!一生つけるね!」

夏「どういたしまして。一生は流石に無理なんじゃないかな」

「ううん!一生つけるの!」

夏「・・・気に入ってくれてよかったよ。」

めっちゃ顔にこにこしてるだろうなー私、と思いながらネックレスを見てると

「_あの、傑さん」

夏「ん?どうした?」

「あの、また修行で大変なこととかあったら、ここで一緒にいてくれませんか・・?」

夏「いいよ、任務がなければね」

「ありがとうございます!」

その日からここは傑さんと私の秘密の場所になった。

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あや(プロフ) - さとさん» ありがとうございます!全力で描かせてもらいますのでぜひ続編の方もお願い致します!! (8月6日 11時) (レス) id: db0fd9ce69 (このIDを非表示/違反報告)
さと - 百鬼夜行編とても楽しみです!いつも面白い話を提供して下さりありがとうございます! (8月6日 7時) (レス) @page27 id: cdb499747b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あや | 作成日時:2023年7月31日 12時

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