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家入side
蝿頭の数が多いな・・・
そう思いながら着々と祓っていっている。普段、危険な任務には行かないけど蝿頭くらいなら話は別だ。
ただ、呪力切れにならないようにしなくちゃいけないのが面倒だけど
そう思いながらAと一緒に祓っていく。
家「・・量が増えてきたな」
「発現場所に近くなってきたんですかね・・」
家「でもまぁ大丈夫だ・・・ろ」
「硝子さん！」
足に蝿頭が当たってバランスを崩してしまう。
その一瞬で私たち2人は蝿頭達に囲まれ、身動きができない状態になってしまう
家「(くそ、このままじゃあ呼吸器官に入られる・・・何もできなきゃ私もAもゲームオーバーだ)」
だけどこれだけの蝿頭をどう突破すれば・・・そう考えていると
「『幻出』五十剣」
家「・・・え」
私の視界から蝿頭が消えた。いや、消えたのではなく祓われた。
家「・・・A？」
Aの周りには蝿頭はなく、代わりに無数の剣が出ていた。
そしてみるみるうちに蝿頭を祓っていく。
家「(確か、攻撃はまだできないって・・・)」
菓子パの後、修行してできるようになったのか、あるいは
「(今、完成させたのか？)」
いずれにしろ私は、Aが一つ上のステージに立ったのだとわかった。
「硝子・・さん、大丈夫ですか・・・？」
家「あ、ああ。Aのおかげで助かった・・・ありがとう」
「っ〜・・・・はい！・・私、今ならできそうな気がするんです」
家「できそうって・・・何を・・」
「多分、高専の中の蝿頭を全部祓えます」
家「な・・・」
何を言ってるんだこの子は、と思った瞬間
『お願い』
Aはそこら中に浮かぶ剣に向かって言った。
『高専の中の蝿頭達を全部祓って』
その瞬間、剣はそこら中に飛んでいった。
おそらくは、蝿頭を祓いに。
蝿頭の気配が瞬く間に消えていく。
そして最後の一匹が消えた。
その瞬間にAは座り込んだ。
家「A！」
「あ、硝子・・・さん・・・全部、多分全部、祓いました・・・」
家「あぁ・・・気配が全くしない。ありがとうな、A」
見るからに呪力切れ。すでに意識もほとんどないのだろう。
無理もない。術式を展開し、おそらく初めてであろう遠隔操作までやってのけた
家「(・・・強く、なるだろうな)」
そう思いながらAを見ていると足音が聞こえた。
家「！(何者・・・)」
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あや(プロフ) - さとさん» ありがとうございます！全力で描かせてもらいますのでぜひ続編の方もお願い致します！！ (8月6日 11時) (
レス) id: db0fd9ce69 (このIDを非表示/違反報告)
さと - 百鬼夜行編とても楽しみです！いつも面白い話を提供して下さりありがとうございます！ (8月6日 7時) (レス) @page27 id: cdb499747b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あや | 作成日時：2023年7月31日 12時
