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五「俺今術式解いてるから効くはずなんだけどな〜?」

「だから・・・幻難しいんですってぇ・・・」

どうすれば前みたいに幻出せるんだろ。全っぜんわかんない。

五「はぁ・・・また呪力が偏って拡散してる・・・お前ちゃんと呪力コントロールの修行した?」

「刀に呪力は込められるようには・・」

五「にしても下手すぎ。刀落としたらどうやって戦うわけ?すぐに死ぬよ」

「うっ」

ちくちくと・・・この人は・・!と思いながらも

「(どうやったら、幻出るの?・・・私、なんでできないんだろ・・・)」

この幻に関しては、3ヶ月やっている。瞬発力や小さい体でも使えるよう合気道なんかも学んだ。ある程度その辺は身についたけど・・・

五「あーもう、3ヶ月やってんのに・・・マジでいい加減にしろよ。呪力一定だっっつの、また上がってんぞ」

師匠も、イライラしてる・・・泣きそう・・・

その時、師匠の携帯が鳴った

五「・・・チッ任務かよ・・・おい」

「・・はい」

五「次の修行までに幻できるようになっとけ。絶対な」

「頑張り、ます」

そう言って師匠は任務へと向かった。

私はそのまま日陰へとフラフラ歩いて、そのまま座った

「(無理に、決まってるじゃん・・・)」

どうやっても出ない幻。このままだったら絶対に次の修行までに完成は無理だろう。

「(呪力を一定に・・・)」

そういえば、と思い出す。

「(ぬいぐるみ持ちながら、映画見るの楽しかったなぁ・・・)」

名前なんだっけ、ツカモトだ・・・そう思いながら呪力を一定にしていると

「え、私_ツカモト、持ってたっけ・・?」

私の目の前にツカモトが現れた。抱き上げようとすると_

「消え、た」

え、なんで?ツカモトが現れて、すぐ消えた。どういうこと・・・?

近くに呪術師がいるのかな・・?

でもツカモトから感じたのは私の呪力、だった。

「(も、もう一回・・)」

もう一回、呪力を一定にさせる。そして、ツカモトを思い出す。

「で、でた・・・」

ツカモトが現れた。すぐに消えたけど。

「も、もしかして、術式・・・」

だ、誰かに聞いてみないと、自分のはわかんない・・・

私は走って高専の校舎内に入った。

「だ、誰かいないかな・・・」

知っている呪術師がありがたい。なら、夏油さんか、硝子さんか_

私は教室に向かって足を進めた。


_____
補足

Aちゃんがきちんと意味や漢字を知った時にひらがなから漢字へ変換してます。

例 げとうさん→夏油さん

55→←53



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作者名:あや | 作成日時:2023年7月18日 19時

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