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高専にきて、半年がたった。
あれから師匠に言われたことを毎日やった。死ぬほど走り、映画を見て、呪力をコントロールする。
日常生活にも変化が起きた。
呪力を自覚してから呪いがよりはっきりと見えるようになった。私の学校は呪物が置かれているからとはいえ、低級のやつならうじゃうじゃいる。
そして何より、体育の成績が上がった！3から5へ！！嬉しい！！
あれだけ走ってたらまぁ、うん。そうだよねという思いはありつつも、やっぱり嬉しい！！
そして今は1月。新年を明けて、今絶賛＿
五「ねぇ、俺に幻みせる気あんの？これじゃあどの呪霊にも効かないよ」
「うっ・・・これ、呪力のコントロール・・むずかしい・・・」
五「急に呪力の出力上げすぎ、さっきのは下げすぎ。一定にすんの下手すぎない？」
術式の練習しています。
術式が判明したのは高専にきて３ヶ月が経ったころ。
4級呪霊を相手に模擬戦をした。
私がもつ武器は刀。子ども用のは高専にないので師匠が特注で作ってくれた。
武器に呪力を込めることは、この時には割とできていた。
しかし、刀を落としてしまい、攻撃がくる＿となった時
「・・痛くない？」
その呪霊は動きが止まった。
ｵ､ｵｲｼｿｳﾅﾉ ｲｯﾊﾟｱｱｲ
え、美味しそうなのいっぱい？
なんにせよ、隙ができた。刀を拾い、呪霊を祓う。
五「へぇ・・・A」
「は、はい。」
五「今の術式？お前、いつの間に使えるようになってたの？」
「え、術式！？」
五「意識して使ってたんじゃねえのかよ。今、あの呪霊の周辺にAの呪力を感じた。んで、確かおいしそうなのいっぱいって言ってたよな」
「言って、ましたね」
五「多分だけど、幻とかそんなんじゃね？お前の術式」
「幻・・」
五「相手の隙を作るにはもってこいってわけだ。・・・術式もわかったし、次はあれだな。」
「え、何をするんですか・・？」
五「お前はまだ小せえから体力だけでいい。体つくんのはもっと先な。その代わり、術式を使えるようにする。」
じゃあ次は、と師匠は続けるが、私はまだ混乱していた。
「あ、あの師匠・・・これ、私まだ術式ってどんなのかわからなくて・・」
五「あれ、説明してなかったっけ？術式ってのは＿」
缶ジュースの例と、あと掃除機とかの家電の例を使って術式とは何かを説明してくれた。
うん
「初めて聞きました。」
五「んじゃあ今理解できたな？次の修行だ。俺に幻を見せてみろ」
今に至る
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作者名：あや | 作成日時：2023年7月18日 19時
