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「ん、入る。」
そう言って結界の中に入った瞬間
「は」
私はなぜかビルの屋上の上にいた。
「あ〜・・・なるほど、転送されたのか」
にしてもビルの屋上って・・・これまさか空に転送されたりしないよな。
私がたまたま運良かっただけとかじゃないよな
「!」
気配
そこら中から視線を感じる。
「・・・・私に用があるのなら出てきたらどうですか?」
そう言うと何人かが出てきた。
術師・・・だろうな。多分そこまで強くない
術師A「テメェは誰だ」
「そっちこそ誰。名乗る時は自分からって聞いた事ない?」
術師A「はっ、そんなもん知らないな。それにしても女。お前いい女だな〜・・・俺らの相手してくれよぉ」
隠れているけど、あと複数人周りにいるな。
入って早々かぁ・・・
キィン
「悪いけど」
バシュッ
「私、最低限人間として尊敬できる人が好きなんだよね」
ポタッポタタッ
術師A「がはっ」
「・・うん、鈍ってなくて良かった」
術師B「お、前・・何、者・・・」
「あー、まぁ死なないように切ってるから安心しなよ。名乗る者でもない。それよりさぁ・・・ポイントくれない?じゃないと術式で死より怖いもの見せるけど」
術師A「ヒッ・・・」
________
「よし」
このポイント?は100貯めるとルールを追加できるらしい。
津美紀を救うためにももしかしたら役にたつかもしれないし。
「恵たちが来るまでできる限り集めとくか」
にしても・・・・
「(今の人たちで20くらいか・・・もっと強い人から集める必要があるな)」
「コガネ」
コガネ「はいよ」
「この結界内にはどんな人がいるの?」
コガネ「こんな感じだよ〜」
そう言って見せてきたのは結界内にいるであろう人の名前。
その大半がおそらくは術師だろうけど・・・
「(・・・・程よく強いやつと当たりたいんだよね・・・)」
強い人と戦うのは楽しいけど、いかんせんその分疲弊もする。それにサクサク集めたいから弱すぎる人と戦うのも面倒だ。
「ん〜・・・どうしようか・・・・どうすればいいですかねぇ、お兄さん」
術師C「・・・・なんだ、バレてたのかよ」
どこからともなく現れたお兄さん。
「バレバレ。視線がうるさいし」
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作者名:あや | 作成日時:2023年12月10日 15時