検索窓
今日:15 hit、昨日:6 hit、合計:11,576 hit

225 ページ8

「やっとついた・・・」

東京の中でも現在最もインフラが整っていない場所

渋谷
高専から出る前にいつもの場所には行った。

でも、今回はここ渋谷にも行きたかったんだ。

まだそんなに日は経っていないはずなのに、閉じ込められていたからかずいぶん昔に感じる。

花を持って、私は地下に行く。

「・・・七海さん」

そこにはもう遺体も何もなかった。

あるのは崩れた瓦礫と血痕だけ。

「(・・・そりゃそうか、ずっとあったら逆に怖い)」

七海さんが倒れていたであろう場所に花束を置く。

手を合わせて目を瞑り、1分ほど黙祷していた。

せめて、死んだ後くらいは穏やかに過ごせてますように、と

「さてっと・・・結界の方に」

?「・・・皆見さん?」

私が立ち上がって歩き出そうとした時だった。

「猪野くんだ。もう体大丈夫?」

猪「うっす、皆見さん、確か総監部に拘束中じゃ・・・」

「抜け出した」

猪「あー、なるほど・・さすがっすね」

そう言って猪野くんは私がさっきまでいた場所に座って黙祷した。

彼もここにきたのか・・・

猪「・・・皆見さんはこれからどうするんすか」

「今から結界に入る予定。死滅回游に参加するよ。少しでも役に立たないと」

そう言って私は猪野くんから視線を逸らすとと見覚えのあるものが目に入った。

近づいて見てみると

「これ・・・」

瓦礫の下の影から見えたのは七海さんの鈍だった。

いつの間にこんなところに・・・

猪「七海さんの・・・」

「どうしよっかな・・・」

置いておくのもあれだし、かといって持っていくのも・・

猪「あの、俺に預けて欲しい・・っす」

「!」

・・・猪野くんは七海さんを慕ってたしなぁ・・・

猪「その、皆見さん的にはダメだと思いますが・・・」

「ダメじゃないよ。むしろ誰よりも適任だと思う。大切にね」

猪「! あざっす!」

「じゃぁ、傷、お大事にね」

猪「皆見さんも、気をつけてください!」

「ありがと」

私は地下を出て、そして東京第2結界まで歩く。

「・・・・」

そういえば猪野くんって少し灰原さんに似てるんだよな。

悠仁もどことなく・・・

「ふふ」

七海さんの周りにはあんな感じの人たちが近くにいるようになってるのかな

そんな事を考えてると目の前に現れたのは

コガネ「よぉ、俺はコガネ!!この結界の中では死滅回游っていう殺し合いのゲームが開催中だ!一度足を踏み入れたらお前もプレイヤー、それでもお前は中に入るかい!?」

226→←224



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (46 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
631人がお気に入り
設定タグ:呪術廻戦 , 五条悟 , 乙骨憂太
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:あや | 作成日時:2023年12月10日 15時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。