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「さて、と・・・」
やることは決まった。
とりあえず東京周辺の結界に行くかな。
となると・・・東京第一か第二か、少し離れるけど愛知の結界か
途中で学生たちと合流したいしな・・・
悩んでいると
脹「皆見」
「ん、何?」
脹「何かあったら弟を頼む」
「・・・もちろん。」
師匠の大切な生徒だし。
それに
「若い子達を守るのも、大人の役目だしね」
脹「それだけではない、弟の中の宿儺が何やら伏黒で何か企んでいる、と聞いた。お前の弟弟子なのだろう」
「宿儺?」
恵で何か企んでいる?術式関係か?
「・・・そっか。なるべく近くにいよう」
脹「ああ。乙骨は情報集めで仙台の方へ行ってしまったからな。すまないが」
「いいよ。どうせ天使も東京の東側の結界にいるらしいし。」
行くさきも決まったし、そろそろかな
「よしっ、長居してすみませんでした」
天「あぁ、行く前に一つだけ。もし、君が命の危険にさらされてしまった場合、即逃げることだけを考えてくれ。君の術式、変幻影表術終ノ術は即刻この死滅回游を終わらせ、私との同化をせずとも、人類の進化を強制させることが可能になってしまう。」
「・・・あぁ、はい、大丈夫です。
私、最強の弟子なんで
負けません、絶対に勝ちます」
九「ぷっ、あっはっは!言うようになったねぇ皆見ちゃん!大丈夫さ天元、この子は強いよ」
天「万が一の話だ。別に君の実力を疑っているわけではない。頭の片隅にでもおいてくれたらいいんだ」
「はい、ありがとうございます。じゃあ、行ってきますね」
そう言って私は天元様の結界の外に出た。
「・・・・悠仁と恵は秤くんの説得かぁ」
秤金次くん
去年彼は上層部と揉めちゃって現在停学中。
でもかなり強い。憂太を教える前、本当に1、2回だけだけど師匠の代わりに任務に同行したことがある。
正直私いるか?と思いながら見ていたのを覚えている。
まぁ正直彼は・・・
「説得難しいんじゃないかなぁ・・・」
どうだろ、悠仁の性格とは合いそうな気はするけど。
まぁ彼らが結界に参加した時に動きやすいようにしとこうかな
でもその前に
「いきたいところがあるから、そこだけ行こうかな。」
結界の中に入っちゃったらもういけないかもだし
そう思って私はその場所へと足を進めた。
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作者名:あや | 作成日時:2023年12月10日 15時