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家「そうだ」
「何をしに？」
家「情報集めだ」
「っていうか加茂のりとしって京都の加茂くんのことですか？」
家「・・・・夏油の中に入っているやつのこと」
「！！・・・・そう、なんですね」
家「それで今の状況だが・・・その加茂憲倫が死滅回游ってのを始めた」
「死滅回游？」
家「簡単に言えば殺し合いだな。入ればほぼ脱出不可能だ。ルールは一応何かあった時のためにここに書いてあるが」
「見せてもらえますか？」
そう言って硝子さんにルールが書かれた紙を見してもらった。
「・・・・なるほど。学生達も入りますかね」
家「多分な。伏黒の姉が泳者として参加させられるらしい。」
「・・・・津美紀が！？」
なんであの子が・・！まさか
「加茂憲倫の無為転変で覚醒した・・・！？」
アイツに呪いをかけらてたの！？
家「だろうな。だからこそ、死滅回游に入ってルールを改変しないといけない。そのための情報集めに今天元様のところに行ってるんだ。もしかしたらもう動いてるかもしれないが」
「・・・硝子さん」
家「私のことはいい。学生達を守ってやれ。」
「・・・・でも」
家「心配するな。もし何かあってもそれはこんな事態になっても呑気に封印されてる五条のせいだからな。Aは好きに動きな」
「・・・じゃあ、何かあったら呼んでくださいね」
家「あぁ」
そう言い残して私は天元様のところに向かうことにした。
家「・・・結界は出入り自由じゃないのにな。でもまぁ、あの子をここに縛りつけるのもおかしな話だろ」
そんなことを呟いていた硝子さんの声は私には届かなかった。
「・・・・薨星宮」
初めて来たな、ここ。
「隠す結界・・か。」
でもま
「私には関係ないけどね」
他の扉も本当はあるのだろう。私は結界が基本効きづらいから本物の扉しかないように思う。
歩いていると
「血痕」
誰の血なんだろう・・・
そう思いながら足を進める。
そして
ガチャ
「・・・・・真っ白」
見渡す限り真っ白な世界
「(本当にここで合っているのだろうか・・・)」
そう思っていると
天「君が敵じゃなくて本当に良かった」
「うわっ！！？」
後ろに人！！いや、人と呼んでいいのか？
え、もしかして・・・
「天元、様？」
天「よく来たな、皆見の血筋。初めまして」
私はすぐにひざまづいた。
「・・・ご無礼をお許しください」
天「やめてくれ。そういうのは私の趣味じゃないんだ。楽にしてくれ」
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作者名：あや | 作成日時：2023年12月10日 15時
