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Noside
秤「マジで?五条さん封印されたの?」
虎・伏黒「「マジ/マジです」」
秤「かぁーっ!!」
パ「あとついでのようで悪いが学長も死んだ。」
伏「パンダ先輩?」
パ「スマン、黙ってて。だが本当だ。大丈夫だ虎杖、渋谷でじゃない。あのあと上とゴタついてな」
虎「ならよかったとはなんねーよ。だって学長はパンダ先輩の」
パ「それも含めて「大丈夫」だ。ありがとな」
秤「オマエがそう言うなら俺たちはなんも言えねーよ」
星「ね」
秤「にしても世話んなった人らが悉く・・・こんなに凹んだのはヤックルの尻に矢がぶっ刺さった時以来だよ」
秤「わかった。死滅回游の平定には協力する」
虎杖達の間に安堵の息が漏れる。
秤「勘違いすんなよ。情に流されたわけじゃねぇ、これはあくまで取引だ。わかってるか?死滅回游に片がついたらオマエらが俺に協力すんだぞ」
この言葉に対し、伏黒は自分が禪院家の当主であると秤に伝えた。
しかし、この翌日に禪院家は真希の手によって壊滅する。
星「ねね、そういえばAちゃんはー?悟ちゃん封印されて黙ってられるような人間じゃないと思うんだけど」
伏「・・・Aさんは現在総監部に捕まっています。渋谷での重要参考人として」
秤「あ?」
星「何それ〜、Aちゃんそんな子じゃないじゃん。」
秤「おいおいおい、意味わかんねぇんだけどよ。あの人のどこをどう見てそうなっちまったんだ。」
パ「悟が渋谷事変の共同正犯、だから弟子のAもそれに関わってんじゃねぇかってことだ」
秤「じゃあ先にAさん助けちまって行った方がいいんじゃねぇのか?」
伏「Aさんは敵の目的でもあります。タイムロスを避けるのも含めて一旦後回しにしています」
秤「チッ・・・Aさんが自力で出るのを祈るしかねぇか」
虎「秤先輩すげぇAさんのこと信頼してるんだな」
星「金ちゃんはね〜、昔Aちゃんに命を救ってもらってるから」
伏「・・・・え、そうなんですか」
秤「俺が高専に入る前にな。呪霊は見えるが術式の使い方もわからねぇ時にあの人に助けられたんだ。マジで痺れたぜ、あの衝撃は今でも思い出せる」
虎「そんなことがあったんだな」
伏「(あの人は知らないうちに人を助けてる人だからな・・・)」
パ「話戻そうぜ、後は各々が出向く結界の割り振りだな。憂太は宮城だっけ」
その瞬間
リンゴンゴンゴンゴン
けたたましく、ベルが鳴った。
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作者名:あや | 作成日時:2023年12月10日 15時