32 you ページ32
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「…あぁ、ちょっとジミン…」
気持ち良すぎて思わず声が出てしまう。
座りながらするこの体制は本当にやばい。
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あのあとゆっくり時間を過ごした私たちは、日が暮れるとそれぞれお風呂に入った。
最初にあがったジミンのバスローブ姿はなんとも言えないほど色っぽくてドキドキした。
私もジミンがプレゼントしてくれたバスローブを着てリビングに戻ると、
ソファに座った彼は、まだ少し濡れた髪をかきあげて
「…A、…僕の上に座って?」
と、私を呼んだ。
バスローブを着ているとはいえ中は裸なんだし、本当に座っていいのかと躊躇はしたけど、素直に従う。
さっきまでは年下のかわいい男の子のようだったけど、
さすが色気担当。
夜になったら、もう直視できないほどのセクシーさ。
わずか数センチに彼の顔があって、その明らかに熱のある瞳で見つめられると私の鼓動は早くなる。
「……A」
「ん?」
「…え ろすぎる。」
「…それはこっちのセリフ…」
私が言うとジミンは笑った。
「…僕のこと見て」
「…無理だよ」
自分の魅力の引き出し方を知っている時のジミンは強い。
どんどん私の力を奪っていくみたい。
「…なんでここ、あけてるの?」
故意ではなく、少しはだけた胸元。
彼は谷間を指で辿った。
「…っ」
「わざと?」
「違うよっ」
そんなに必死に言わなくていいよって彼は笑った。
「…ジミンじゃないみたい…」
「そーかな?僕、こんなだけど。」
また可愛く笑うジミンはいつものジミンだ。
……もう、調子狂うな。
「…Aが僕を誘惑するのが悪い。」
「…そんなつもりなかったんだけど…」
「嘘だ。」
ジミンはそう言って私の頬を両手で包んだ。
「…じゃーなんでこんなに僕に抱かれたいって顔してるの?」
「…………」
それは
ジミンが……
「……そんな顔されたら僕も我慢できないよ」
「しなくていいよ。」
これ以上は悔しくて、ちょっと強気でそう答えてみた。
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作者名:Muu | 作成日時:2021年1月21日 13時