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29 you ページ29

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それから、どれくらいたったか分からないけど、



「あ、足痺れてない!?」




私が気づいた時には




「……実は結構前から感覚ないよね。」




遅かった…………笑





ごめんごめんと慌てて隣に座ったけど





「あー、行かないで!………けど痛くて動けないぃ」




って、悔しそうに言う彼。


それがおかしくてつい笑ってしまう。




「痺れてたならもっと早く言ってよ笑」


「だってそしたら離れちゃうじゃん!」


「いや、隣にいるじゃん」


「…遠いもん」






かぁ…




一体どこの天使を彼氏にしてしまったんだろ。



と頭を抱える。









「…だって、本当に会える時間少ないじゃん。」




しゅんとするジミン。





「…まぁ、そうだね。ジミンは忙しいから」



「…一緒にどこかに出かけるのも大変だしね」




世界中で有名な彼らは、どこにいっても声をかけられるんだろうな。




「今まではどーしてたの?」




私が聞くと、ジミンは、え?って顔をした。




「…それ聞くの?」


「だめ?」




元カノに触れるの?ってことだと思うけど、一回くらいは聞いてみたくて。




「……まぁ、堂々と出かけたりはしなかったよ。…けど、割とすぐ別れたから、特に…かな」




過去のことを話す彼は少し大人っぽい。


まったく嫌な気持ちにならないってわけではないけど、それよりも興味が勝ってしまう。





「ドライヤーしてあげたことある?」


「え……、まぁ、あると思うよ」





あー、やっぱりか。



前乾かしてもらった時、ちょっと慣れた手つきだなとは思ったんだ。




「ジミンもちゃんと恋愛してたんだね〜笑」



「……そんな、語れるものではないよ。すぐ別れちゃったんだからさ。」



「こっちの世界の人だったの?」



「…まぁね。」






さすが、芸能人だって感じ。


あまり語りたくなさそうなところも、なんだかちょっと色気があってドキッとする。






「…Aは?…何人くらい付き合った?」



「…え、めっちゃ聞きたくなさそうに聞くやん笑」




顔が嫌そうだよ?




「…嫌だけど、聞いてみたくもある笑」




元カレ……ねぇ





「僕よりも年上だし、恋愛は自由だろうしさ、そーゆーこと結構慣れてそうだから」






「…聞いても傷つかないように保険かけてるの?笑」





「バレたか。」






彼は笑った。

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設定タグ:BTS , ジミン , 防弾少年団   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:Muu | 作成日時:2021年1月21日 13時

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