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HS「….それで、昨日の話し合いはうまくいったんだろうね、ジミン氏」
案の定、朝帰りした僕の腫れぼったい顔を見てヒョンは笑った。
「…いやだ、恥ずかし」
お互いの誤解を解いたのと、久しぶりの再会ということもあって、いつもより激しく抱いてしまった昨夜。
もう、この感じで帰れば昨日のことなんてヒョンには容易に想像できるだろうな。
HS「…男だなぁ、ジミナぁ笑」
ニヤニヤしながら肩を組んでくるヒョンを睨む。
HS「おお怖。メンバーに、『ジミナはあの後帰ってきて疲れてぐっすりだ』って説明したのは俺なんだから。感謝しろよ〜」
「ぐうう」
そこまで言われれば何も言えない…
HS「で、これから三日間休みだけど、なにかするの?」
「ああ、…その」
またAと三日間過ごすつもりなんだけど…
言いづらいなぁ………
HS「…オーケーオーケー!笑また行くんでしょ。いーよいーよ、いきな」
そう言って僕の背中をバシバシ叩くヒョン。
「…ヒョン、察しが良くて嬉しいです」
ほんとに。
このヒョンはずっと僕のことをよく見てくれる。
HS「まぁ、楽しんできなよ」
「ありがとうございます」
ヒョンにお礼を言うと僕はさっそく泊まり用の服をバッグに詰める準備をした。
HS「…え、もう準備?…いやぁ、そんなに早く会いたいんだね。大好きじゃん。」
「うるさいですヒョン〜」
大好き…か。
そんなの、当たり前だよ。
ああ、1秒でも早く彼女に会って、その柔らかい感触と、優しい匂いを感じたい。
彼女のことを考えると、自然と口元が緩んで、荷物を準備する手も早くなるんだ。
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作者名:Muu | 作成日時:2021年1月21日 13時