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「まだ確定したわけじゃないよね?」
声が少し震えた。
ダ「…この前、事務所に行く時にあなたの後をつけてきた人がいたでしょ。」
…実はそうなんだ。
このまえ、家から事務所に車で行って降りる時に後ろから誰かにつけられたような気配がした。
さすがに事務所の中までは入ったこなかったけど、防犯カメラには映ってたみたいで。
ダ「…この人、見たことない?」
防犯カメラに映った映像を切り抜いた写真を彼女が見せた。
「……….」
そこに嫌というほど鮮明に映っていたのは、
「…ユンホだ…」
どうして。
私が思い出せる彼女は間違いなくそんな人ではなかった。
いつも1番に応援していて、不合格の時にもその気持ちを共有し合った人…
ダ「…ごめんね、だけどこれが事実。…あなたに対して脅迫をし続けていたから、注意勧告はするけど、もしエスカレートでもしたら、警察に通報して処置してもらわなきゃいけない。」
「…そうだね。信じたくないけど。しかたない。まぁ、そんなに仲が良かったわけでもなかったんだよね。」
自分に思い込ませるように言ったことをダウンは気づいたのだろうか。
ダ「…今日の練習はとりあえず休みにしようか。」
「いや、それはしない。ちゃんといく。」
ジミンにこんな姿を見せたくない。
心配かけたくない。
ユンギが、お前なら大丈夫って言ってくれた。
だから強くいなきゃ。
私が小さくつぶやくと、彼女は困ったように優しく笑うと、
「わかった。」
と言ってくれた。
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作者名:Muu | 作成日時:2021年1月21日 13時