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「幸せ?」
そう聞かれて私は黙った。
「幸せだよ?」そう答えることもできたけど、
単純な質問には思えなかったのだ。
『幸せ』
その単語が、私に今までの記憶を振り返らせた。
大学に入るまでの辛かった生活。
親の言いなりになって、夢も希望もなかった日々。
自分のやりたいことに嘘をついて、違う形でそのストレスを発散して、なんとなく過ごしている時に
ユンギさんに出会った。
私のことに興味もなさそうで、それでいて親切で、冷たいのに優しい、みたいな
そんな印象だったけど、知れば知るほど彼のことを好きになっていった
そして、助けられて、認めてくれて、愛してくれて、誰よりも私を大切にしてくれた。
私を変えてくれた。
彼が私の全てを満たしてくれた。
『幸せ』?
これを幸せと言わなかったら、他になんて言葉で表現するのか私には分からないよ。
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「……ユンギさん」
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想像できなかったな…
私にこんなに愛しい存在ができるなんて。
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「…私、すごく幸せ」
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Muu(プロフ) - ゆうさん» とても嬉しい言葉をありがとうございます!少しでも楽しんでいただけたなら幸いです。 (2022年9月6日 17時) (レス) id: 350ffc1ce7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - 最高でした。 (2022年8月11日 19時) (レス) @page46 id: be7c7766b1 (このIDを非表示/違反報告)
Muu(プロフ) - ユンギペンさん» ありがとうございます!完結へと一気に書き進められたのは、まさしくこのメッセージのおかげです! (2022年6月25日 2時) (レス) id: 350ffc1ce7 (このIDを非表示/違反報告)
ユンギペン - 続き楽しみに待っています!更新頑張ってください😊いつもお疲れ様です☺️ (2022年6月23日 22時) (レス) id: b9da242e25 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Muu | 作成日時:2021年9月15日 17時