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家に着くと、なんだがむず痒い感じがした。
ソファに座ると、ユンギさんは優しく肩を抱いて、自分の方に引き寄せた。
「……色んなことあったけど、もう辛くないか?」
「うん。なんだかスッキリした。今まで悩んでたことが全部消えて行った気がする。」
「そっか。それはよかった。」
「………ありがとう。本当に。」
ユンギさんのこと、1人の男の人として、先輩として、すごく尊敬しています。
「…ユンギさんは私にはもったいないくらい、すっごくかっこいい。」
大好きな彼の腕を抱き締める。
「…おまえもかっこよかったよ。」
「え?」
「堂々と自分の言いたいこと言っててさ。」
「あれは、ユンギさんが背中を押してくれたから。」
「いや。出会った時からほんとに成長したと思うよAは。」
成長、と言う言葉がすごく心に響いた。
だったら。
「私はユンギさんに早く追いつきたい。」
「追いつく?笑」
「だって、まだユンギさんからしたら大学生の子供って感じでしょ?」
私がいうと彼は
「………そんな人に心底ドキドキさせられてる俺はおかしいのか?」
言いながら、そっと手で私の頬を包んだ。
「…!」
触れられた頬がカッと赤くなるのがわかった。
「…ユンギさんはずるいよ。」
言葉はかわいいこと言ってるくせに、
…ちゃんと大人の余裕を見せつけてくるんだから。
そういうとこ、
「…ほんとずるい。」
ユンギさんはフッと笑った。
「…俺はお前のこと子供だなんて思ってない。後にも先にもこんなに魅力感じる人はAだけだよ。」
まっすぐな目に射抜かれて私は何も言えなかった。
「…」
そしたら彼は
「………恥ず。ちょっとは反応してくれ。笑」
サッと手を引っ込めて前を向いてしまった。
少し赤くなった横顔。
照れ隠しで細めた目も。
「…もう。…大好き」
心の底から好きです。ユンギさん。
ちゃんと伝わってるでしょ?
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Muu(プロフ) - ゆうさん» とても嬉しい言葉をありがとうございます!少しでも楽しんでいただけたなら幸いです。 (2022年9月6日 17時) (レス) id: 350ffc1ce7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - 最高でした。 (2022年8月11日 19時) (レス) @page46 id: be7c7766b1 (このIDを非表示/違反報告)
Muu(プロフ) - ユンギペンさん» ありがとうございます!完結へと一気に書き進められたのは、まさしくこのメッセージのおかげです! (2022年6月25日 2時) (レス) id: 350ffc1ce7 (このIDを非表示/違反報告)
ユンギペン - 続き楽しみに待っています!更新頑張ってください😊いつもお疲れ様です☺️ (2022年6月23日 22時) (レス) id: b9da242e25 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Muu | 作成日時:2021年9月15日 17時