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同棲することが決まって、私は少しずつ自分の荷物を移動させていた。
そして夜には必ずユンギさんの家にきて、彼の帰りを待った。
もう、ユンギさんの家、じゃないんだけどね笑
「ここさ、物置みたいにしてたから、整理してお前の服とか置く場所にしようか」
彼の提案で、元々あまり使い道のなかった部屋が私の荷物を置く場所になった。
このマンションはあまりにも広いから、使い道のなかった部屋でさえ、私には十分すぎる広さで。
「ここ、ベッドとかソファとかおいても全然広いな」
なんとなくつぶやいただけなのに
「え、ベッド置くの？ここに？」
「いや、もしもの話だよ？」
「そっか」
ん、まさか
「…一緒に寝れなくなるの心配した？」
って聞いたら彼は顔がさっと赤くなって
「…別にそんなこと言ってないじゃん。」
ってボソって言うから、これは、ほぼ確だろう。
あっという間に私の家から荷物が減っていく。
元々ここは親が用意した家だったけど、何年かは住んでいたから愛着が湧いていて。
少しだけ寂しいなと思ったりもした。
…でも問題はそれだけではない。
この家を空っぽのままにして、家賃だけ親に払わせるのは、気がひける。
報告だけはしなくてはならないだろう。
連絡もしない、ほぼ縁を切ったような関係だけど、
あっちは執拗に関わろうとしてくるから、
完全に無視することはできないだろうし。
ユンギさんにそれを話すと
「今度時間がある時に俺も一緒に話に行くよ」
そう言ってくれて、すっごく嬉しかった。
でも、あんな親だから、正直言ってどうなるか分からない。
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事件はそんな時に起きたのだ。
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Muu(プロフ) - あずささん» ちゃんと完結できるよう自分のペースで書かせていただきます！素敵なコメントありがとうございます！ (2021年6月19日 22時) (
レス) id: 350ffc1ce7 (このIDを非表示/違反報告)
Muu(プロフ) - 犂椿さん» 私も完結してほしい！笑。頑張ります！ (2021年6月19日 22時) (レス) id: 350ffc1ce7 (このIDを非表示/違反報告)
あずさ(プロフ) - とっても好きな雰囲気のお話です！大人ユンギさん堪りません（涙）Muu様のペースで良いと思います。まだまだ素敵なユンギさんを見ていたいですし、これからも楽しみにしています！ (2021年6月19日 22時) (レス) id: 17b7bb9e8d (このIDを非表示/違反報告)
犂椿 - 完結して欲しいです！ (2021年6月19日 21時) (レス) id: b66bf5c73d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Muu | 作成日時：2021年6月18日 1時
