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「ぶちょー!いいじゃないですか!彼女いないでしょ!」
「おい、お前何失礼なこと言ってんだ。」
「だってぶちょー、たまにはいいじゃないですかー!」
「まったく、酒を奢るとこれだ。今度から奢んねーぞ」
調子のいい部下3人を飯に連れて行った。
昨日のミスを取り戻すべく、ずっと一生懸命働いてくれたこいつらにはマジで感謝してるし、たまにはいい飯連れて行かねーとなと思ってたんだが。
お酒を飲みだすと無礼講だー!とか勝手にいい始めて
店を出たら今度はクラブに行きたいと言い出す始末。
それに付き合ってやる俺の上司としての威厳はいずこ。
「…お前らな、俺は行かねーからな。」
「えー!行きましょうよ!」
「いかねぇって!ほら、金やるからこれでお前ら遊んでこい。」
「部長!!!!!今日すげー優しいじゃないですか!」
「おい、俺はいつも優しいだろうが。…分かったから早く行け。」
神様を見るような目で俺を見てくる部下たちをしっしっと追いやると、クラブの中に入っていくのを見送って、ふぅとためいきをついた。
…このクラブの近くにコンビニあるから、今日夜行ったら会えるかもな。
…いや、何考えてんだ。
ふとよぎった考えにまた自分でつっこみを入れる。
「…一服したら帰るか。」
そう呟いてタバコを取り出して火をつける。
そしてなんとなくクラブの方に目をうつしたら、
「……え、」
見覚えのある女の人がそこから出てきたんだ。
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Muu(プロフ) - 秋良さん» とても励みになります。ありがとうございます!鼻血出せるように頑張ります笑。 (2021年6月17日 0時) (レス) id: 350ffc1ce7 (このIDを非表示/違反報告)
秋良(プロフ) - こんばんは。初めまして。もの凄く幸せな気持ちになりました。鼻血でそうです。次回も楽しみにしてます。 (2021年6月16日 18時) (レス) id: 182bc41aa4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Muu | 作成日時:2021年6月4日 15時