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「いつもの、でいいですか?」




仕事帰り、家の近くのコンビニでタバコを買う。


目の前の若い女の店員はアイドルのような笑顔で俺にそう聞いた。






 

「…あ、え、わかるんですか」


「はい、いつも同じやつ買われるんで」


 





確かに、3日に一回は必ずここに来るし、夜中小腹が空いた時も、朝時間が間に合わなくて適当にご飯を済ませようという時も来てるから、


常連みたいなもんだしな。








「…じゃあ、それで。」


「かしこまりました。」







買ったものを袋に詰めたりレジ打ちしてる彼女を、隣のレジの男がチラチラと見ている。


そこに並んでる男もだ。



…ああ、いわゆるアイドル系美人の彼女が目当てなわけだな。


黒髪で前髪がしっかり巻かれて、長くて艶めく髪をポニーテールにしている彼女は、なるほど、かわいい部類だろう。



確かこの前しつこく言い寄られてたな、なんて納得しながら、



でも俺のタイプではないな、うるさそう。めんどくさそう。と反論してやる。








「ありがとうございました!またお越しくださいね」

 







明るいスマイルをもらって、普通の男なら喜ぶところを

俺は、うす。と一言呟いて彼女を見ることもせずその場を後にした。

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Muu(プロフ) - 秋良さん» とても励みになります。ありがとうございます!鼻血出せるように頑張ります笑。 (2021年6月17日 0時) (レス) id: 350ffc1ce7 (このIDを非表示/違反報告)
秋良(プロフ) - こんばんは。初めまして。もの凄く幸せな気持ちになりました。鼻血でそうです。次回も楽しみにしてます。 (2021年6月16日 18時) (レス) id: 182bc41aa4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Muu | 作成日時:2021年6月4日 15時

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