恋をしました。(Daiki.A)

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Daiki side




ぼーっとしてたら、
生徒はほとんどいなくなっていた。



あ、今日学級委員あるのか。



少しして、委員会を終えたであろう生徒が
何人かで傘をさして帰っていく。


あの騒がしい集団はうちの部活か(笑)


山田とかいのちゃんとか
学級委員やってるやつ多いからな、、

なんて呑気に考えていた。







、、、、、あれ？



さらに少しして、人がいなくなった頃

傘を差さずにリュックを頭にやって
帰ろうとしてる人を見つけた。



バタン！



頭で考える間もなく、咄嗟に屋上を飛び出した。


階段を駆け下りて、職員玄関のビニール傘を取り
門へ向かう背中に声をかけた。



大「A！」


『へ？先生？』


大「屋上から見えてさ。これ使わねえやつだから」


『え、いや、でも、、』


大「これからもっと降るから。な？」



そう言って無理やり渡した。



大「あ、やっべ！あと5分で会議だわ。じゃあな！風邪引くなよ！」


『え、あ、はい、、』

















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