27話 『ジャムはどうしよう』【くりちー】 ページ28
(一松side)
ロシア:「____このロシアンティーって…………
ジャムが沈没してる!!」
衝撃を受けたように 立ち尽くす、ロシア。
その様子に ぱちくりとする、ウクライナ姉さん。
ウク:「えっ!?
ロシアンティーって、こんなじゃないの?」
ロシアンティー………
あんまり詳しくはないが、
日本でも 紅茶の中に ジャムを中に入れた これを
『ロシアンティー』と呼んでいる。
ロシア:「僕のロシアンティーの飲み方は、
ジャムをスプーンですくって舐めて、それを口に含んだまま飲んでるんだけど……」
ウク:「そうだっけ?
おかしいわね…… きょうだいなのに、こんな事に気付かないなんて………」
自然な流れで、ティーカップを口につける、ウクライナさん。
それって…………俺に出そうとしてたものじゃ………?
ロシア:「いいんだよ 姉さん!
僕だって、その飲み方、嫌いな訳じゃないからね!」
ウク:「あら、ありがとう♪」
ベラ:「姉さん。
それ、あいつに出すんじゃないの………?」
はて と、カップを俺の顔を、交互に見つめる、ウクライナさん。
ばっ! と口を開いて、慌てる。
ウク:「あ! しまった!! 飲んじゃった!!
ごめんね! 一松くん! もう一度入れてくる!!」
一:「あ………いえ………お構いなく…………」
ロシア:「姉さん! 次は僕がやるよ!」
パタパタ と、2人は、台所に行ってしまった。
ベラ:「…………………」
一:「…………………」
ここに取り残されたのは、俺と、ロシアの妹。
殺意を秘めた 彼女の目は、こちらを睨んでくる。
それに追い打ちをかけるように、息苦しい沈黙。
一:「…………………」
ベラ:「…………おい……………」
ベラルーシが、口を開く。
一:「………………何!?」(ピュンッ!)
顔スレスレを通り、壁に突き刺さる ナイフ。
ベラ:「あんたなんて………
兄さんをたぶらかす、ケダモノの癖に………
調子に乗らないで…………」
一:「…………は………はぁ」
何か誤解が生まれている………確実に………
調子に乗るも何も……何にもしてないぞ? 俺!?
未だに、反動で びょんびょんしているナイフの隣で、溜め息をつく。
ベラ:「その溜め息は何!? どういうことなの!?」
一:「いや、別に。
俺みたいなゴミクズがここにいた所で、邪魔になるだけなんだな。って。」
相変わらず、無愛想な顔つきの、ベラルーシ。
ベラ:「…………………ゴミクズ……か………」
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屋敷娘(プロフ) - 莉愛さん» コメントありがとうございます！これからも頑張って参ります(￣▽￣)ゞ (2016年4月21日 21時) (
レス) id: 7128b331e2 (このIDを非表示/違反報告)
くりちー(プロフ) - 莉愛さん» ありがとうございます!! 頑張ります（≧∇≦） (2016年4月21日 17時) (レス) id: ba6517cb16 (このIDを非表示/違反報告)
莉愛(プロフ) - 一松可愛い！更新頑張って下さいね！ (2016年4月21日 8時) (レス) id: 4a9ae00163 (このIDを非表示/違反報告)
屋敷娘(プロフ) - ミドミドさん» いやぁ、そんなこたぁないですよ！イヤミにはこれから苦しんでもらいますから……((黒笑 (2016年4月8日 17時) (レス) id: 7128b331e2 (このIDを非表示/違反報告)
くりちー(プロフ) - ミドミドさん» いえいえ! そんなわけないじゃないですかψ(｀∇´)ψ (2016年4月7日 16時) (レス) id: ba6517cb16 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：屋敷娘×くりちー x他1人 | 作成日時：2016年3月17日 17時
