すとーんずのこ

ANN後 ページ20

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「今日Aはきょもんちか〜」


いつもはラジオ後、2人揃って次の日午後からの仕事または休みだった時は樹んちに行ってゲームをするのが恒例だったけれど、今日は特別。


『うん！ずっと食べたかったんだよね〜』


「へいへい嬉しそうで何より」


『樹きょもに呼ばれなくて拗ねてるんでしょ〜』


「ほらタクシー来たから、先行きな」



『あ、誤魔化した｡お先に失礼するね。』
『今日も1日ありがとう。お疲れ様でした！』


「ん、おつかれぃ〜」



樹とさよならして、タクシーに乗り込み早20分、明かりの消えない煌びやかな街を見ていると寂しい気持ちになってくる。
20分前までブースでのみんなの笑い声が聞こえていたのに、今はひとりぼっち。

早くきょもに会いたいな


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タクシーから降りて早足でマンションに向かう。

うっすらと入口から零れた光に照らされた金髪と全身真っ黒のスウェット。

私はたまらなくなって走りだし、思いっきり抱きついた
少しよろけるも、私を離さないようにしっかり抱きとめてくれる姿にキュンとくる


『ただいま』


「おかえり」


『待っててくれたの？寒くなかった？』


「なんか、お前が寂しがってる気がしたから」


『名探偵だ』


「そう、俺コナンだから」


『ふふ、たいちゃんが暖かくてぽかぽかしてきた』


「声が寝そうじゃん」


『だってたいちゃん温いんだもんあと安心する』


「ここで寝ちゃダメ。はやく俺の部屋行こ」


『このままくっついたまま行きたい』


「お部屋までは手で我慢してください」


『はーーーーい…』


「はいきょもきょも号しゅっぱーつ」


『おしんこーー！！』




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