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『____』
渉との勉強は無事終わり、私は廊下をぼおーっとしながら歩いていた。
真冬はいないし、何だか今はこのまま歩いていたい気分。
あ、でもあんまり早く歩くと足が痛くなるので、ゆっくり目には歩いている。
窓を眺めれば、暖かい日差しが、青色の広い空が広がっている。
その下には城下町の町並みがあり、私が行ったところも映されていた。
その窓に近づいて、風景を眺める。
(___そらる、どうしてるかしら。はやいうちにお礼を言わないと……)
……噴水までの道のりはわかる。
でも、そらるの家まではわからない。
あのとき出会えたのは、きっと奇跡だったんだわ。
「___外に想い人でもいるんですか？」
『きゃっ！？真冬！？』
「廊下にポツンとたってたから、驚きました」
突然声がし、振り替えると、また無表情の真冬がたっていた。
真冬がいると……なんか、意識しちゃうじゃない。
真冬の赤い瞳から逃げ出すように、また視線を窓に戻す。
「___昨日、城下町で何をしていたんですか」
『……ただ見て回っただけよ』
「今も信じられません」
『……そう』
簡潔な言葉をならべ、簡単な会話が成立する。
しかし、そこに感情など一滴も持っていない。
渉がいってた、[嫉妬]も[欲]も。
私には何もかもがわからないわ。
「ひとつ、ご忠告を。」
『なによ』
真冬の言葉を聞くため、後ろに顔を振り替えらせる。
真冬は赤い瞳を閉じて、口を開いた。
「___次、城下町に出た場合は僕がどうなるか、自分でもわかりません。精進していただけるとご幸甚に存じます」
『___どうなるか？』
真冬の口から、普段より丁寧な言葉が紡がれた。
その言葉に鸚鵡返しをし、真冬の答えを待つ。
「ええ。最悪の場合、A様を殺してしまうか」
『むりむりむりむり！！なによそれ！従者が主人を殺す！？信じられない！どんなおとぎ話でも聞いたことないわ！！』
真冬がいったことは衝撃過ぎた。
殺す？私を？なんで？？
とにかく怖すぎる。
そしてまた、思い出した。
(____お礼、言わなきゃなのに)
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ほのりんか - ぷりんななりぃさんさん» 私も、坂田だと思ってました！だから、そらるって名前が出た時に、『ｳﾜｫこれそらるさんだったのか！ﾋﾞｯｸﾘ』ってなりました (2019年8月1日 9時) (
レス) id: 4d1e584c0f (このIDを非表示/違反報告)
ぷりんななりぃさん - そらるさんのくだり名前でるまでずっとさかたんだと思ってた…！！ 今思えば関西弁じゃねぇな・ω・ (2019年7月25日 0時) (レス) id: 256292723d (このIDを非表示/違反報告)
ゆうり - 初コメ失礼します。続編気になります。無理はしないで欲しいのですが、出来ればお願いします！ (2019年7月17日 19時) (レス) id: 616da87ebb (このIDを非表示/違反報告)
黒羽呉羽 - 読みました！！凄い良かったです！！続編気になります！ (2019年7月17日 17時) (レス) id: 1d4e264f44 (このIDを非表示/違反報告)
瑞樹チロル(プロフ) - コメント失礼します！無理はしないでほしいのですが、続編気になります！ (2019年7月17日 15時) (レス) id: 0e9f5e74c5 (このIDを非表示/違反報告)
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