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「__ふふっ、僕もたまに、そらるさんと喧嘩するんですよ」
『___え、そうなの！？』
そう笑いながらいった真冬くんに、私は顔をあげて驚く。
真冬くんの整った顔が近くに感じて、今度はまた別の意味で恥ずかしくなる。
「__えぇ。特に曲作りのときなんかは」
『__一緒に、曲作るの？』
「はい。同じユニットで活動してるので」
知らなかった……。
相棒と親友みたいなもんっていってたし……。確かに、あり得る……のかな。
「__ここをもうちょっと高くしたい。低くしたい。お互い譲らなかったです」
『__意外と二人とも強引なのね』
「はい、曲作りは一番ファンの人たちに見てもらうものですから」
ふふっと彼は笑った。
真冬くんの人気がどれほどのものかは知らないが、きっと彼方と頑張ってきたのだろう。
それだけはなぜか伝わってきた。
『__真冬くんは、すごいね』
ダメだ。弱音をはいちゃ。
泣きそうになる。ダメだ。泣いちゃ行けない。
自分が泣いたら、真冬くんに、示しがつかない。
私は真冬くんの年上なのに、真冬くんは、すごく大人だ。彼はきっと、たくさんの経験を積んで今日まで生きてきたのだろう。
___だけど。だけど私は、なにもしてこなかった。友達とのかかわり合い。親孝行。何もかもから目をそらしてきたんだ。
きっと、そのつけがきてるんだ。
『___何をしても、頑張り屋で。私なんかより、ずっと強くて……』
どうしても心の中のくらい部分が沸き上がってしまう。このままおさえることなくすべてはけたら、どれだけ楽か。
迷惑なんてかけたくない。かけたくないのに。
「____っ！？」
真冬くんの息が詰まるかのような音がする。
真冬くんも私も、目を丸くした。
手のひらを見れば、ぽた、ぽた、と止めどなく涙が溢れてきているからだ。
___可笑しいな。あれだけさんざんベッドでないたのに。
「__A……さん。」
『___ご、ごめっ……！ごめっん……ね！なさけ、ない、よね！……私、年上、なのにっ……！』
泣き止まなきゃ。泣き止まなきゃなのに。
体が嫌だって。もう苦しいよって言ってるようだ。
抑えなきゃ。このままじゃ真冬くんに迷惑がかかってしまう。
彼の優しさに、触れちゃ行けないのに____
.
.
「___僕、強くなんかないですよ」
静かでひどく優しいその声が、私を包んだ。
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ちょこ - とてもよかったです！その後話がもっと欲しい！ (2020年1月7日 18時) (
レス) id: 1b1d47c664 (このIDを非表示/違反報告)
優華 - めちゃくちゃ面白いです！ (2019年10月23日 17時) (レス) id: ee8e84d10b (このIDを非表示/違反報告)
Rmd(プロフ) - あああああ飛んできたらこっちも尊かったです。目から涙出てきました…(;_;)とても面白かったです！！また他の作品も読ませていただきます！ (2019年8月26日 17時) (レス) id: 4a935f5230 (このIDを非表示/違反報告)
夜空(主にDS)(プロフ) - って一人で混乱してたわw過去最高(多分)の長文コメでごめんね！無理だけはしないでね！遅れたけど、本当にお疲れ様。頑張ったね！ (2019年8月24日 13時) (レス) id: 1e511e327c (このIDを非表示/違反報告)
夜空(主にDS)(プロフ) - つつ、小説を読み続けると夢主が大好きって言ってないって言ったときにそらるさんが起きてくれていい意味で胸がギュッとなってめっちゃめっちゃ良かった(o^^o)番外編も嫉妬してると思うと可愛くて、久々にニヤニヤした気がするw嫉妬�△蓮△笋个�w二人ともいるんじゃ？ (2019年8月24日 13時) (レス) id: 1e511e327c (このIDを非表示/違反報告)
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