第34話 ページ37
この場にいる全員は、最後の聞いて目を見開いて固まってしまった。
「つまり猫又は実験体として選ばれたってこと?」
最初に口を開いたのは高山鬼太郎だった。
「はい」
「Aちゃんはなんでそう思うんだい。」
「……それは、あの人間が猫又さんに首輪を渡したからです」
「こういう事を言うのはあれですか、この中ですと猫又さん、弱いじゃないですか」
「グッ」
猫又はAの言葉を聞いて、顔を顰めた。
「それに、直ぐに消したかったら鬼太郎さんに首輪を付けます。それを猫又さんにという事は、それ以外考えられません」
「た、確かに…」
皆はAの話を聞いて、納得していた。
「………」
高山鬼太郎は俯いて、黙っていた。
「鬼太郎?大丈夫?」
傍に居た猫娘は、高山鬼太郎に声をかけた。
「許さない…」
「え?鬼太郎、何か言っ」
猫娘は聞こえなくて、聞き返そうとしたら、高山鬼太郎の妖力が倍増した。
「鬼太郎!?」
「落ち着くんじゃ鬼太郎!」
高山鬼太郎は怒りで妖力が倍増しており、歯を軋ませて、拳を握り締めていた。
しまった…そのまま言い過ぎた…。
Aはどうしようと考えていた時、ポタ、と目から何かが流れ落ちて、なんだろうと思い、Aは下を見た。
「………え…?」
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波紋(プロフ) - マリイさん» すみません<(_ _)>それは難しいですが、この小説にバルモンドを出す事は考えてます。遅くなりますが、それまでゆっくりお待ちください (2022年10月5日 8時) (レス) id: 2934ac33a1 (このIDを非表示/違反報告)
マリイ - 鬼太郎5期の西洋妖怪バルモンドの小説も書いてほしいです バルモンド大好きで (2022年10月4日 16時) (レス) id: 70be676ed1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:波紋 x他1人 | 作成日時:2021年12月31日 19時