第29話 ページ32
猫又side
俺は何時も通り薬を売りに歩いてたんだ。
「ねえ、そこの妖怪さん」
後ろから男性の声が聞こえた。
「ん？あんた、俺に言ってるのかニャ？」
猫又は振り返り、男性に聞いた。
「嗚呼、君に言ってるんだよ」
男性は笑顔で言った。
何だこの人間…不気味だ…。
猫又は男性の笑顔が不自然で、怖くなっていた。
「君に頼みがあるんだ」
「頼み？」
「ああ、君にこれを付けて欲しくてね」
男性は木の首輪を見せた。
「これをか？」
「ダメかい？」
付けるだけだったら大丈夫だよな。
「分かった、良いぞ」
「ありがとう」
男性は猫又に木の首輪を渡し、猫又は受け取り付けた。
「これで良いか？」
木の首輪を付けて、男性に見せた。
「……ありがとう。」
「え？お前…今…」
猫又は耳が良くて、男性の小声が聞こえて青ざめた。
「おや、聞こえてしまったか。まあ、猫だから聞こえるのもしょうがないか」
男性は不気味な笑みから、妖笑になった。
「……！？」
猫又は首輪を外そうとしたが、外れなかった。
「無駄だよ、それは呪力を持っている者しか外せない」
「何故こんな事をするんだ！」
「何故って？そんなの…決まってるじゃないか」
「猿共を消し、呪術師だけの世界を作る為だよ」
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波紋(プロフ) - マリイさん» すみません<(_ _)>それは難しいですが、この小説にバルモンドを出す事は考えてます。遅くなりますが、それまでゆっくりお待ちください (2022年10月5日 8時) (
レス) id: 2934ac33a1 (このIDを非表示/違反報告)
マリイ - 鬼太郎5期の西洋妖怪バルモンドの小説も書いてほしいです バルモンド大好きで (2022年10月4日 16時) (レス) id: 70be676ed1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：波紋 x他1人 | 作成日時：2021年12月31日 19時
