第26話 ページ29
コックリさんside
カランコロンと下駄の音が聞こえた。
「下駄の音…!」
皆は下駄の音が聞こえ、聞こえた方を向いた。
「皆、ただいま」
高山鬼太郎達が帰ってきた。
「鬼太郎!」
「砂かけ婆、猫又を寝かせてくれないか」
「おお、分かった!ほら、皆どけ!」
鬼太郎は砂かけ婆に言って、砂かけ婆は長屋の椅子に座っている皆をどかした。
「A、大丈夫か?」
コックリさんは蒼坊主に抱っこされているAを見て聞いた。
「呪力を使いこなせてなくて、無駄遣いして力が無くなっただけで怪我はしてないので大丈夫です」
「そうか…」
コックリさんはそれを聞いてホッとした。
「それを聞いて安心したよ。じゃあ…説教だ」
コックリさんは笑顔で言った。
「ヒッ」
Aはコックリさんの笑顔が怖くて、蒼坊主にしがみついた。
「A、頑張れよ」
蒼坊主はしがみついたAを撫でながら言った。
「はい…」
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Aside
「うぅ…」
Aはコックリさんに説教をされていて、1時間経っていた。
「コックリさん、Aちゃん」
説教中に猫娘が来た。
「如何した、猫娘」
「猫又が起きたのよ」
「本当か!?」
「ええ。それで、猫又がAちゃんと話したいって」
猫娘はAを見て言った。
「私にですか?」
「ええ」
「説教は中断だ」
「分かりました」
良がっだァァァァ!!!説教中断してもらってぇぇぇ!!でも中断なんだよなぁ…。
「はぁ…」
Aはため息をついた。
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波紋(プロフ) - マリイさん» すみません<(_ _)>それは難しいですが、この小説にバルモンドを出す事は考えてます。遅くなりますが、それまでゆっくりお待ちください (2022年10月5日 8時) (レス) id: 2934ac33a1 (このIDを非表示/違反報告)
マリイ - 鬼太郎5期の西洋妖怪バルモンドの小説も書いてほしいです バルモンド大好きで (2022年10月4日 16時) (レス) id: 70be676ed1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:波紋 x他1人 | 作成日時:2021年12月31日 19時