第16話 ページ19
「___これが全てです」
「そうか…。A」
「はい」
「これが終わったら分かるよな?」
「はい…」
コックリさんは笑顔だが、目が笑ってなく、圧をかけながら私に言った。
「ねぇ、呪霊ってなに?」
猫娘は呪霊が分からず、質問してきた。
「呪霊というのは、人間の恨みや後悔、恥辱など、人間の身体から流れた負の感情が具現し、意思をもった異形の存在じゃ。まあ、夜叉みたいなのじゃ」
「なるほど…」
猫娘は目玉おやじさんの説明で分かった。
「じゃが…呪霊が妖怪に取り憑くなど聞いた事も無いわ」
「おやじさんでも分からないのか!?」
「あぁ…」
目玉おやじさんが知らない事を聞いて、砂かけばばあ達は驚き目玉おやじさんは「すまんのぉ」と言った。
「多分ですが…”呪具”かもしれません」
「呪具?」
Aの言葉に高山鬼太郎が反応した。
「はい。私、さっきの説明でもありましたが…人や呪霊、妖怪が持っている霊力、呪力、妖力がオーラで見えるんです」
「呪霊だったらさっき言ったどす黒いオーラ。コックリさんだったら白い綺麗なオーラが見えるんです。それで、猫又さんの首から呪霊と同じオーラが見えました」
「そう…。ありがとう、Aちゃん。後は僕達に任せて君は此処で待ってて」
高山鬼太郎はAにそう言い、立とうとしたが
「嫌です」
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波紋(プロフ) - マリイさん» すみません<(_ _)>それは難しいですが、この小説にバルモンドを出す事は考えてます。遅くなりますが、それまでゆっくりお待ちください (2022年10月5日 8時) (レス) id: 2934ac33a1 (このIDを非表示/違反報告)
マリイ - 鬼太郎5期の西洋妖怪バルモンドの小説も書いてほしいです バルモンド大好きで (2022年10月4日 16時) (レス) id: 70be676ed1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:波紋 x他1人 | 作成日時:2021年12月31日 19時