第15話 ページ18
[ヴヴッ…]
居た…!!
Aは急いで行き、声の主の近くに来た。
小さい子供…?
白い布を被った小さい子供?がうずくまっていた。
「ねぇ、君、大丈夫?何処か怪我したの?」
Aは声を掛けた。白い布を被った小さい子供?が振り返った
[ヴヴッ…]
人間じゃない…!ってか、鬼太郎5期に出た猫又!?
声の主は人間ではなく…ってか、鬼太郎5期に出ていた猫又だった。
鬼太郎5期で見た猫又とそっくりだったが、顔が優しい顔では無く、恐ろしく怖い顔でAを睨んでいた。
でも、このオーラは…
そして、猫又のオーラを見たゆかは
「呪霊…!!」
猫又から見えたオーラは優しく強いオーラが見えたが、呪霊のどす黒いオーラがそれすらも飲み込み、纏っていた。
[に…げろ…]
「どういう…」
Aはどういうこと?、と言おうとした時、ザクッと、いう音が響いた。
「ッ!」
突然の事で反応出来なかった。猫又はゆかの腕を引っ掻いた。猫又に引っ掻かれた腕からは血が流れ出ていた。
逃げなきゃ…!!
Aは猫又から逃げた。
なんで…!なんでなんでなんで…!!猫又からなんで呪霊のオーラが見えんの…!!呪霊って取り憑く事なんて出来んの…!?術式だったら出来るかも知んないけど…。って、あれって!!
Aは逃げながら考えていた時、猫又の首から何かが見えた。
[ア”ア”ッ!!]
「うわぁ!!」
Aは猫又から何回か引っ掻かれ、坂から落ちた。
「猫又…」
どうすれば…いいの…。
Aは坂から転がり落ちて、意識が無くなりそうになったが_
〘鬼太郎はな、人間に悪さする妖怪を倒してるんだ。勿論、人間が悪くて、妖怪に悪さしてたら人間にも罰を与える。人間妖怪にも平等なんだよ〙
コックリさんの言葉を思い出した。
鬼太郎…そうだ…鬼太郎だ…。来るはずないけど…鬼太郎さん…お願いします…猫又さんを…助けてください…。
Aは来るはずない、と猫又を見ながら鬼太郎が来る事を祈った。
「あ…れ…んで…眠…くなっ…の…」
Aは何故か急に眠くなり、瞼が重くなった。
ダメだ…もう…無理…。
寝ないようにしたが、限界になり、瞼を閉じそうになった時、Aが最後に見たのは
「鬼…太郎…?」
目の前に鬼太郎が現れ、それを見て眠った。
26人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
波紋(プロフ) - マリイさん» すみません<(_ _)>それは難しいですが、この小説にバルモンドを出す事は考えてます。遅くなりますが、それまでゆっくりお待ちください (2022年10月5日 8時) (レス) id: 2934ac33a1 (このIDを非表示/違反報告)
マリイ - 鬼太郎5期の西洋妖怪バルモンドの小説も書いてほしいです バルモンド大好きで (2022年10月4日 16時) (レス) id: 70be676ed1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:波紋 x他1人 | 作成日時:2021年12月31日 19時