第13話 ページ16
「これが全てです」
「本当だったなんて…」
「でも、猫又は苦しんでたんだよな。誰かに操られてる可能性はないか?」
鬼太郎の話を聞いて、蒼坊主は皆に言った。
「確かにそれはありそうね」
「猫又がそんな事をするなんてありえないしね」
「でも一体誰がそんな事を…」
皆はう〜ん、と考えていた。
「…!皆!Aちゃんが目を覚ましたわよ!」
Aが目を覚ますまで、部屋を見ていたろくろ首がAが目を覚ましたのを見て、皆に報告した。
「本当か!?」
コックリさんは急いでAの元に走って向かった。
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コックリさんside
「A!!」
コックリさんは部屋の扉を勢いよく、バン!と開けた。
「だとしたら…一体誰があんな事を…どんな目的で…」
Aは何かを考えているのか、その考えている事が口に出ていた。そして、部屋の扉が開いた音にも気付かなかった。
「A…?」
「ん…あれ…?コックリ…さん…?此処、何処ですか?」
Aはコックリさんの声に気付き、コックリさんの方を見たが、見慣れない部屋に居たので、聞いた。
「Aーーー!!」
「えっ!?うわっ!!?」
コックリさんは涙目になり、狐の姿に戻ってを抱き締めた、というより抱き着いた。Aはそんなコックリさんに驚きながらもコックリさんの頭を撫でた。
「A、怪我は大丈夫か?痛くないか?痛い所は無いか?」
「怪我?………少し、痛いですが最初よりは痛くありません」
Aはコックリさんの質問に【?】を浮かべたが、自分に巻かれていた包帯と塗り薬の匂いで分かった。
「本当か?」
「はい、本当です」
「良かったぁぁ…」
コックリさんはホッとしていた。
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波紋(プロフ) - マリイさん» すみません<(_ _)>それは難しいですが、この小説にバルモンドを出す事は考えてます。遅くなりますが、それまでゆっくりお待ちください (2022年10月5日 8時) (レス) id: 2934ac33a1 (このIDを非表示/違反報告)
マリイ - 鬼太郎5期の西洋妖怪バルモンドの小説も書いてほしいです バルモンド大好きで (2022年10月4日 16時) (レス) id: 70be676ed1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:波紋 x他1人 | 作成日時:2021年12月31日 19時