資産家の娘はAAAです 2 (ページ7)

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57　気持ち Sueyoshi side ページ7

スタジオ

伊藤「何かあったらすぐ言うんだよ！」

宇野「抱え込んじゃダメ！」

「はい…」

浦田「まぁまぁ、ほら、始まるから」

女子メン「はーい」

女子メンに怒られて、直也くんに宥められたA。

…今朝、西島とAが一緒に来た時に、何かあったんだって思った。

西島は…きっとAの事が好きだ。

恋愛的な意味で。

でも多分…Aはそんな事思ってない。

あの2人は昔から…良きライバルで、西島は年下のAをライバル視していた。

Aは歌もダンスも上手い。

…俺もダンスには誰にも負けないと思って、やって来た。けどAのダンスを見た時に、度肝を抜かれた。小さい体なのに迫力がありキレキレで踊ってるAを見て…どこか惹かれてる部分があったんだ。

…俺も負けてられねぇって初めて思った。

でも最近おかしいんだ。

…Aが日高や西島と居るとモヤモヤする。

真司郎と直也くんと笑ってるだけでイラつくんだ。

…この気持ちに気付きたくない自分が居る。

このまま…このままの関係で居たい。

今の関係を崩したくない。

…この気持ちに…蓋をしたい。

でも…もう自分では気付いてるんだ……

ごめん……

…A……

…好き…

…好きだよ。A。