88 告白 ページ38
食事処
「さしめし久しぶりだね」
末吉「あー…確かにそやな」
「どーしたの？」
末吉「ん？」
「何か元気ないね」
末吉「そうか？」
「そーだよー。何かあった？」
末吉「んー…」
「話聞くよ？」
末吉「んや、後で話すわ」
「そ？分かった」
車内
「まだどっか行く？」
末吉「連れて行きたい所ある」
「うん」
「ここ…」
末吉「夜景綺麗やろ？」
「…東京にこんな所あったんだ」
末吉「知らんかった？」
「うん。すごい綺麗だね」
末吉「やろ？」
「うん」
Aは夜景を見る
末吉「…なぁA」
「ん？」
末吉「…俺さ…Aの事好きやで」
「私も好きだよ？秀ちゃんの事」
末吉「そーじゃなくて」
「？？」
末吉「…恋愛的な意味で…俺は好き」
「えっ…？」
末吉「言って困らせんの分かってた…でも、言わんかったら後悔すると思って…」
「秀ちゃん…」
末吉「…Aに、忘れられない人が居るのは分かってるよ。それでもいい。…少しずつでいいから、俺の事好きになってほしい」
「…私ね、ずっと彼の事引きづってる」
末吉「分かってる」
「…でもね、彼に似てるの」
末吉「？誰が…？」
「秀ちゃんが」
末吉「俺…？」
「うん。…すぐに彼の事忘れるのは無理かもしれない…でもね…私…少し秀ちゃんの事を彼と重ねてた所があったの……私…忘れるのは無理かもしれない。でも、秀ちゃんの事を好きになるから…だから…」
ｷﾞｭｯ
末吉「…付き合ってほしい。俺と」
「…うん。よろしくお願いします」
末吉「少しずつでいいから」
「秀ちゃんが好きにさせてくれるんでしょ？私を」
末吉「…任せろ」
「ふふっwうんっ。…歌にしたら、きっと…吹っ切れると思うんだ」
末吉「歌にすんの？」
「歌にして別れを告げれたら、少しは楽になると思ってさ」
末吉「歌いながら泣くと思うけどな？俺は」
「…それは否めないけど…でもこれも一つの努力の仕方だもん」
末吉「それならいいけど」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 64人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
美紀 - AAAみさちぁと秀太くん寄りのオールです最高です気温の変化が激しいので気を付けて更新大変だと思いますが頑張ってくださいね応援してます (2019年12月28日 18時) (
レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：AAA_Da_iCE | 作成日時：2019年12月24日 17時
