資産家の娘はAAAです 2 (ページ11)

今日:13 hit、昨日:49 hit、合計:65,831 hit

61　さしめし Sueyoshi side ページ11

末吉side

今朝何があったのか知りたくて、Aを飯に誘った。

そしたら案の定アンチだった。

…話を聞いていくうちに…西島の事が好きなのかと思って聞いたら恋愛感情はないって…

メンバーは恋愛感情に入らんのかな…

「…私ね、秀ちゃんに頭撫でられるの好き」

末吉「え？」

こいつ急に爆弾放り込んできやがった。

「何か…安心感があるというか？…他の人と違った安心感を、私は秀ちゃんに求めてるのかも」

末吉「は、お前何言ってんだw」

笑って誤魔化したが、内心ドキッとした。

…無意識にこういう事言う…

「けどホントだよ。私秀ちゃんに撫でられるの好きだもん」

末吉「お前なぁ…w」

「んふふっw」

…どんどん好きになっていく。

どんどん好きが増していく。

例え、Aが他の人を見てたとしても、俺はAが幸せになればそれでいい。

…出来れば…だけど、俺が幸せにしたい。

「ねぇ秀ちゃん？」

末吉「ん？」

「私ね、ソロデビューして良かったって思える日がいつか来ると思うんだ」

末吉「…うん」

「今は苦しくても、まだこれからたくさん、出逢いがあるだろうし、困難もあると思うんだよ。でもね？傍で支えてくれる人が居る。そう思っただけでも心強いんだ」

末吉「A…」

「…嫌われたとしても、1人でも好きで居てくれたら続けたいな」

末吉「…俺は好きやで。Aの事」

「私も好きだよ？秀ちゃんの事」

…俺の好きとAの好きは違う意味だ。

…今はそれでもいいか…