第29人目 暗躍者 ページ33
話を数日前に戻そう。
その日も私達は普通に練習していた。
「うーん、違う……」
「スライディングかい?」
「吹雪さん、そうなんですけどなんか違うなーって。新技を完成させたくて」
「へぇ、ちょっと見せて」
「はーい、自由時間終わりでーす」
練習してたろ
んで突然ハチマキをつけられ4人チームになった。
「あれ? 一星は?」
「いないみたいだね」
自分から孤独になりに行ってるのか。
「次のウズベキスタン戦は無限の体力とも言われるほどのスタミナが特徴です。
ですがスタミナを打ち崩すのがスタミナとか限りません。
「なので皆さんにはチーム対抗リレー対決を行ってもらいます!」
「リレーか、瞬発力だな」
「15m四方のコースを4人1チームで走ってバトンを回して貰います」
一辺を1人ずつ走るのね
「チームの出発点にはティッシュが置いてあります。1周したら1枚とって、無くなるまで続けて下さい!」
「えっ!?」「物凄い数だろそれ!」
普通に考えて箱1個に320枚__320周⁉
「鬼畜……」
「はいはーい始めますよー」
箱がすっからかんになると殆どが芝生にルパンダイブ__じゃない倒れ込んだ。
「疲れた……逆にスタミナつきそう」
「陸上部員じゃねぇんだからよぉ」
「あの……ちょっと言いにくいんだが」
風丸さん?
「今からまた別の特訓をして貰いたい」
「「「はぁ!?」」」
そして幸運か不幸か通りがかった。
外で話してる奴らを。
鬼道さん? 一緒に話してるのは誰だ?
西蔭……?
「一星と金山はどうなんだ?」
「一星が組織と繋がってるのは確定です。しかし……合宿所を抜け出してどこかに行っているようです。
金山は監視の範囲では何も」
「そういうことだったんだ」
「金山……」
「なーんとなく視線は感じてたんだよ
監視ってちょっと趣味悪いけど」
「悪く思わないでくれ。身の危険があった時のためだったんだ」
「別に気にしてませんよ__久しぶりです、鬼道さん」
「情報の量では私が勝ってるみたいですよ?
これ聴いて下さい」
あの音声__独白のあれだ。
秘密は絶対に声にしたら駄目なんだねぇ。
「これは……!」
「一星には弟がいるらしいです。
一星光という病弱の弟がね」
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米野花子(プロフ) - モモさん» ありがとうございます! (2019年3月2日 22時) (レス) id: 38d207c2d1 (このIDを非表示/違反報告)
モモ(プロフ) - 定期試験頑張って下さい!いつも楽しく見ています(・∀・) (2019年3月2日 14時) (レス) id: 9f311d580c (このIDを非表示/違反報告)
米野花子(プロフ) - モモさん» 足に秘められし闇が笑 (2019年1月5日 21時) (レス) id: 9d38e75142 (このIDを非表示/違反報告)
モモ(プロフ) - おうふ…主ちゃんの足が心配な今日この頃(´・ω・`) (2019年1月5日 17時) (レス) id: 9f311d580c (このIDを非表示/違反報告)
米の花子(プロフ) - リンさん» ありがとうございます涙リクエストは受付中です! (2018年11月18日 20時) (レス) id: 3e519be2b6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:米野花子 | 作成日時:2018年10月20日 0時