【オリオンの刻印】日本の女神？元通り魔ですが (ページ4)

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第3人目イナズマジャパン、始動ページ4

「会場はここでいいのかな？」
イナズマジャパン発表会のチケットを手にして見る
…すごい人だな
時間的にもそろそろ入るか、ってアレ？
「すみません、イレブンライセンスで入場して頂けます？」
ああ、あれね持ってないわ
「ええと…このチケットあるんですけど」
「…！本当にすみません！こちらにどうぞ」
すごいんだな、選手って

やった入れた。ええと、候補席は…うん？
どこ？
うわぁ迷ったな完全に。どうしよ。誰かに聞くかな…
「ねぇ、もしかして君も迷子？」
「わっ、…えっ」
振り向くと雷門のジャージが数人いた。
「…稲森明日人くん？」
「俺のこと知ってる！すごい嬉しい！」
稲森くんはぱああ…って聞こえるぐらいの笑顔になった。
「えっまあ。すごく有名ですよ？
氷浦くんも万作くんも」
そう言うと後ろの2人もすごい喜んだ様子だった。
「そうなのか、うわあ！ありがとう！」
喜び方がすごいねイケメンくん
「本当か…？ありがとう…」
帽子で隠しても顔赤いのバレバレなんだよな…
「で…席どこか分かりますか？」
「分かんない！」
言い切った。
「明日人…」
「えっと、俺達は席がどこか探していたんだよ。」
「私もですよ」
「そうなんだ！じゃあ一緒に探そうか！」
「うん！」
この人たち、面白いな
「じゃあ一緒に行こう！」
「今のりかに連絡したんだけどここを右に…」
「席そこなの？雷門の上だよ！」

『今、趙金雲監督によって代表メンバーが発表されます！』
監督がステージの上を歩く。
「ぽち」
画面にメンバー紹介が載る。
『MF 金山A！』
おお！分かってたけど呼ばれるとやっぱり嬉しいな
元々MFだったこともよく知ってるわね

『以上が代表メンバーです！』
ふう。一通り終わった。選ばれなかった人は残りの3枠にかけるらしい。
「ねぇ金山さん！俺と代表だよ！」
明日人くんがすごいはしゃいで話しかける。
「Aでいいよ。日本代表おめでとう！明日人くん!」
「おい稲森、そいつ誰だ？」
FWの灰崎凌兵が聞く
「さっき代表に選ばれた金山Aだよ！発表前にたまたま会って…」
「初めまして、灰崎くん。代表入りおめでとう！」
「ああ。灰崎凌兵だ、まずはおめでとう」
ぶっきらぼうに返された。
「灰崎が人のことを褒めるなんて…！」
「うるせえ！俺もそれぐらいするわ！」

『今、代表メンバーがユニフォームを着て入場します！』
選手達が侍の青を着て入場する。
通り魔と家庭崩壊を脱してスペインに行く。

私には、優勝しかない。