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6話目、後半に事件は起きた。
俺は後半しか出番がないから、見学っていう形で椅子に座りながら天使の演技を見ていた。
「___カット！おっけー！流石鶴羽ちゃん！」
監督がグッドサインを送ると、綺麗に笑った
「すごいよね、どのカメラから見ても綺麗なんだもん…。流石だなぁ」
ヒソヒソとカメラマンが話している
「少し疲れたので楽屋に戻ってます」
「ん？大丈夫？」
「はい、大丈夫です」
様子がいつもとは少し違ったように見えて、俺もトイレに行くついでに、天使を追いかけて見た
楽屋前、普通だったな、なんて思っていたら
ガタンと大きな音がして、天使の楽屋前を見たら
「ちょ…！」
天使がうずくまっていた
「おい、天使ちゃん？」
「二宮、さん。」
いつも見たいな綺麗な笑顔はなくて、そこには冷や汗をかいたいかにも体調不良者がいた。
「大丈夫です。少し目眩がして」
そう言うも、一向に立とうとしない天使
「あつ、熱あるじゃん…」
そういうと、今まで見たことないくらい、鋭い顔をした
「大丈夫ですから、言わないでください」
「それは無理な話。こんなに体調悪いのに…」
そういうと、いつも見たいな綺麗な笑顔は無くて
ただただ、演技に対する執念がギラついていた。
「私、一度もNG出したことないんです。
このドラマには、普通じゃ考えられないくらいのお金と、期待の声が、かかっています。
あなたも同じでしょう。それを背負って舞台に立つんです」
「今更、止まることなんてできないでしょう」
そういうと、壁にもたれかかりながら、おぼつかない足取りで現場へ戻った。
「休まなくていいの」
「次座ったら、立てなくなるからいいです。
次のシーン、二宮和也さんとでしたよね。よろしくお願いします」
「あと、もし誰かに言ったりしたら、殺します」
現場に入ると、さっきのふらふらした足取りは無く
背筋をしゃんと伸ばした、完全な女優の姿。
「へぇ、それが本当の天使か
天使というより、悪魔だね」
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skomiya0617(プロフ) - 更新しないのですか？ (2020年8月16日 3時) (
レス) id: a0326bbffd (このIDを非表示/違反報告)
しほ(プロフ) - 更新してくれたら嬉しいです。頑張ってください (2020年6月1日 20時) (レス) id: 44f66f0a05 (このIDを非表示/違反報告)
skomiya0617(プロフ) - 更新頑張ってください。待っています (2020年5月11日 8時) (レス) id: 8e4b334675 (このIDを非表示/違反報告)
カナ - 更新、楽しみにしていますね！ (2019年10月5日 21時) (レス) id: 3ddac6a5b0 (このIDを非表示/違反報告)
華恋(プロフ) - アラレさん» テスト大変でしたね〜！お疲れ様です！ ライブアリーナでした！大野くんにファンサもらっちゃいました！ (2018年12月21日 22時) (レス) id: 96b6e18d84 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：華恋 | 作成日時：2018年9月16日 18時
