イケメン力カンスト娘【ヒロアカ】 (ページ35)

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第12話体育祭ページ35

ざわめく会場。
興奮と興味で包まれた人々は今か今かと待っている。

貴方｢あーーーー暇｣

相澤｢おい、机の上に足を載せるな。全国放送だぞ｣

貴方｢正直、俺が出る訳でも無い大会なんて興味ないというか｣

ここは実況席。
相澤の隣で机に足を載せながらあくびしているのは蜜蝋だ。

敵襲撃から数日たつが、まだ蜜蝋は回復していなかった。

ので、勿論体育祭に出ることは叶わず。
見学だけでもと相澤が病院から連れ出したのだ。

プレ｢随分つまらなさそうじゃないか？病室でずっと寝てるよりは暇が潰せるだろ？｣

貴方｢別に寝てるだけじゃないっすよーひたすらに本読みまくってます｣

プレ｢おうおう、随分不機嫌じゃないか。どうした？｣

貴方｢相澤先生が、病院服で外に出るのはアレだからとわざわざ制服を持ってくるまでは良かったんだけどな。流石にスカートは俺でもキレるぞ｣

相澤｢一応教師だ、タメ口はやめろ｣

貴方｢女子の制服持ってこなければこんなに不機嫌じゃなかったんですけどね！！｣

プレ｢安心しな！似合ってるぜ！｣

貴方｢うれしくねぇ......｣

スカートを指先で持ち上げ、ヒラヒラさせる蜜蝋。
今、髪はボブくらいである。
ふわっとしてるがストレートな艶がある黒髪は、女らしさを強調させる。

ミッド｢選手宣誓！！｣

パチンっと鞭を鳴らし指示を出すミッドナイト。

蜜蝋は笑顔でミッドナイトに手を振る。

ミッドナイトは若干引き攣らせてはいたが笑顔で手を振り返していた。

貴方｢んむぅ......嫌われたなぁ......｣

相澤｢お前今女にしか見えないのにミッドナイトの顔引きつったぞ。何したんだよ｣